チベット仏教


  概説

 チベット仏教は古い時代の仏典に依拠し、埋蔵経など偽経も用いる「古派」と、新訳の経典に基づいて、大乗仏教の論理学を重視する「新派」に分けられる。
 「古派」は「紅帽派」とも呼ばれ、チベットの在来宗教、ボン教と習合している。また「新派」は「黄帽派」とも呼ばれ、現在、最も勢力が強い宗派である。
 「古派」には「ニンマ派」が、「新派」には「ゲルク派」が相当する。その他、神秘色の濃い「カギュ派」は欧米で人気があり、「サキャ派」は中国の元代に栄えた。

密教とは何か
密教の区分
ニンマ派
サキャ派
カギュ派
ゲルク派
ボン教

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