陶居房ね・ふたもの生活

蓋物いろいろ

食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。

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ポット型とカップ型の蓋物は「とって」も便利

蓋物は、冷蔵庫や電子レンジに出し入れをすることが多いので、持ちやすいように蓋物に取っ手を付けました。 注ぎ口の飾りを付けたポット型と、取っ手だけのカップ型の蓋物です。ポット型でも口に穴は開けていないので、 入れたものが乾くことはありません。
取っ手の無い蓋物には、持った時に滑らないよう、側面に凹凸をつけています。

好き嫌いはありません

「好き嫌いはありません」という方でも、これだけは食べられないというものが一つや二つはあるものです。出された料理が食べられないものでも、せっかくご用意くださったと思うと、申し訳ない気持ちになりますし、招く側も気を遣うところです。
それを解決するのに、サンドウィッチは如何でしょう。

サンドウィッチの食材を用意して、お好みのままにサンドしていただけば、招く側も招かれる側も気兼ねなく食事を楽しめます。食事よりお酒という辛党には、おつまみにしてもらえます。 蓋物に入れておけば、残った食材の片付けも、蓋をして冷蔵庫に入れるだけで簡単です。

メインの具材には、定番のハムやチキン、ランチョンミートにコンビーフ、魚介のフライには、タルタルソースをたっぷり添えました。生野菜はサンドしやすいようにスライスして、焼いた野菜も揃えました。
何と何を取り合わせるか話しながらサンドウィッチを作れば、食べ物の好き嫌いを気兼ねなく話せます。

私のおすすめは、ハムにチーズと缶詰のパイナップルの取り合わせです。甘いパイナップルにハムの塩気がベストマッチです。

ツナやゆで卵をマヨネーズで和えた詰め物も人気の具材です。ポテトサラダを挟むのも美味しいです。シンプルな材料で作って、あとはお好みでアレンジしてもらいましょう。

（左）ツナマヨ　　（右）ゆで卵　　

（左）ポテトサラダ　　（右）かぼちゃサラダ　　

パンの好みもいろいろあります。
サックリ系のトーストパンが好きな方や、もっちり系のふんわりパンが好みの方、昭和のコッペパンに、おしゃれなフランスパン。クロワッサンにサンドするのも流行っています。同じ具材でも、取り合わせるパンで味わいが変わります。
パンと具材を選んで、次は、隠し味のお楽しみです。

明太子クリームチーズにハニーマスタード、ピクルスは小さめのはさみやすいものを、オリーブは種ありの方が美味しいのですが、サンドウィッチには種なしが食べやすいです。

ポテトチップはサンドウィッチに添えられていることがありますが、実はサブの具材としてサンドしても、よい隠し味になります。ギャラリー名栗の杜さんに教わりました。

具材にも流行りがあります。サンドウィッチといえばハムとチーズだけだった昔から、ツナマヨやタママヨが現れ、BLTなんて洒落た呼び名も登場し、今や餡バターや厚焼き玉子の新顔が流行っています。餡バターの進化系、羊羹バターも美味しいですよ。同じ卵でも、タママヨとは違った味わいの厚焼き玉子には和芥子を効かせましょう。

極めつけの具材は、ソース焼きそばです。コッペパンにサンドして、紅ショウガを散らします。炭水化物に炭水化物を挟むのはアリかナシか盛り上がります。
キャビアなんて豪華な食材が無くても、楽しい食事会になりますよ。あまり特別な食材でない方が、ゲストにご負担なく楽しんでもらえると思います。食の好き嫌いから話は広がります。