陶居房ね・ふたもの生活

蓋物いろいろ

食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。

〜2023年春から夏へ・蓋物のページ〜 陶居房ね

ポット型とカップ型の蓋物は「とって」も便利

蓋物  蓋物

蓋物は、冷蔵庫や電子レンジに出し入れをすることが多いので、持ちやすいように蓋物に取っ手を付けました。 注ぎ口の飾りを付けたポット型と、取っ手だけのカップ型の蓋物です。ポット型でも口に穴は開けていないので、 入れたものが乾くことはありません。
取っ手の無い蓋物には、持った時に滑らないよう、側面に凹凸をつけています。

がんばれ、昭和なお豆

さやえんどうの筋を取るとき、「ジーーー」とチャックを下げるような音と指に伝わる微かな振動が楽しくて、子供の手伝いを思い出します。
あっ、チャックとはファスナーの昭和っぽい呼び方です。

蓋物  蓋物 


さやえんどうは絹さやとも呼ばれて、まだ豆も粒のように小さいえんどう豆で、さやのシャキシャキの食感とさわやかな色が魅力です。お浸しやみそ汁の具、ちらし寿司やかやくご飯の飾りに大活躍。まだ豆感はありません。


豆が少し大きくなってもさやごと食べられるのが、スナップエンドウや砂糖ざやです。さやを開くと、豆がさやの両側にきれいに分かれるのが面白いです。
少し豆感が出てきましたが、まだまだサラダが似合います。

蓋物 蓋物 


さらに豆が成長すると、さやから外してグリーンピースとして豆だけをいただきます。春を満喫するグリーンピースご飯、生のグリーンピースは今だけのお楽しみ。春を感じる豆がグリーンピースです。

蓋物 蓋物 


もちろん冷凍のグリーンピースも便利です、和でも洋でも味付けを問いませんし、調理してもきれいな緑色が保てるのも食卓の彩りに重宝します。
そういえば、昭和のシュウマイの中央には、必ずグリーンピースが飾られていました。オムライスやチキンライスにもトッピングされていましたよ。

蓋物 蓋物 


グリーンピースは豆として食べられていますが、さらに育つとえんどう豆になります。そうそう、メンデルの法則の実験に使われた教科書にも出てくる豆です。
ビールのお供の塩豆やグリーン豆もえんどう豆ですが、昭和のシュウマイ同様にレトロな印象です。塩豆を知らない、食べたことが無いという声もあります。

蓋物  蓋物


お弁当に入れたいうぐいす豆はえんどう豆の甘煮です。
煮豆や甘納豆になっても緑がきれいです。

蓋物  蓋物


えんどう豆は彩りばかりではなく、豆の皮の食感に魅力があります。
豆大福は、あむっと食した口の中で、最初に感じるえんどう豆の塩味とはちきれる皮の食感が、それに続く小豆餡の甘味を引き立て、噛むほどに美味しさが交じり合うのがたまりません。
ところが最近、豆大福の豆がえんどう豆ではなく黒豆になっている大福に驚かされました。もっちり、しっとりが好まれるのが今様でしょうか。残念ながら食の変化には逆らえませんが、えんどう豆がんばれ。
写真はえんどう豆の豆大福と豆餅です。

蓋物  蓋物


さあ、冷蔵庫で甘いものを冷やすようになれば、もう初夏です。蓋物に入れて器ごと冷やしましょう。
フルーツの入ったみつ豆や、さらに餡をのせたあんみつに目が奪われがちですが、えんどう豆が存分に楽しめるのは豆と寒天だけの豆寒天です。豆寒天バニラアイスのせは最強です。
どうか豆寒天の豆だけは、えんどう豆であり続けますように。

 

Copyright © -2024 陶居房ね All Rights Reserved.