++ IBM Aptiva 2137-E4Aのハードディスク不良で交換 ++

IBM Aptiva 2137-E4Aのハードディスク不良で交換

Aptivaのハードディスクが不良となった IBM Aptiva 2137-E4A    2003.10.4 10.5加筆

※※ お知らせ 耐震偽造で新たな展開になっています ご興味があればごらんください・・・まとめページをアップ  2006.10.20  

● Windows98 をクリーンインストール
● Windows98 の旧型機でもインターネットができる

Aptivaの修理を引き受けることになり、そのときのメモです。
まずバッドブロックだらけのハードディスクを外して他のマシンに取り付けてなんとかデータのバックアップを試みました。
100%は無理にしてもだいぶ読み取れました。

IBMは自社でハードディスクを作っていた(現在はこの部門がそっくり日立に売却された)のに、このAptivaにはなぜか他社製SeagateのST34342Aがつかわれていて、当時は多分これの方が安かった?ということでしょうか。

ハードディスクの放熱が悪いのか?
5年は使ったわけで寿命と言えなくもないですが、おそらく通電時間はそれほどなくむしろ短いと言う感じです。
Aptivaのハードディスクのベイは小さくかつ窮屈でハードディスクからの放熱は考慮されておらず、これが寿命を縮めているのでは?とおもっています。
それとこのSeagateのST34342Aのシーク音は「ガリ、ゴリ」と大きく、ほとんど音がしないMaxtorとは大違いです。

バッドブロックがどんどん増えていく
現象はやたらスキャンディスクが走り、そのたびにファイルシステムが壊れていくというもので末期の症状です。
いくらスキャンディスクをかけても次から次へと読めないブロックが増えてしまいどうしようもない状態でした。

交換用のハードディスクを購入
このマシンはWindows98当時の製品なのでハードディスクSeagateのST34342Aの容量は少なく4.1GBしかないものです。
現在ではこんなに小さいハードディスクは中古でしか手に入らず、同じものは入手が困難でたとえ似たようなものの中古でもそこそこ値段がするので、そこで新品の市販で手に入るもっとも小さな40GBものをゲットしました。
今は大容量が主流で、小さいと逆に割高になるのでバランスの取れたものを選択しました。
Maxtorが音が静かなのでその中でもっとも容量の小さい流体軸受けタイプのの6E040L0(40GB)を購入しました。

静かなMaxtor
6E040L0(40GB)
ストラップの設定方法

BIOSが8.4GB超えのハードディスクを認識するか? 
当初、BIOSが8.4GBを超える容量のハードディスクを認識しないかと案じていたのですが、他の20GBでも認識はしていたので多分大丈夫だろうと思って購入しました。
心配に及ばず問題ありませんでしたが、しかしそのほかのも大丈夫かということはわかりませんのでやってみないとわからないのはいうまでもありません。
このMaxtorのもそうですが容量を小さく見せかけるストラップ(Cap Limit)が付いているのもあり、いざとなればそれで逃げれるかもしれません。

このマシンのメインボードのBIOSが8.4GBまでしか認識しない決定的な制約があるので、31.6GBは死んでしまいますがやむをえないです。
まぁ、もともとが4GBしかないので8GBになり容量が増えたことになりHappyということにしました。

ディスクマネジャはつかわない
もっとも、ディスクマネジャを使えばフルに使えることはわかっているが、これも隠れた弱点をもっていて万が一ディスクの先頭に書かれているディスクマネジャが起動しないとディスク全体が全く読めなくなり痛い経験をしたことがありました。

ディスクマネジャが起動しないとど〜することも出来ず、その結果、DOSでも読めないのは当然でこれは致命的になります!

ディスクマネジャを使ってなければ少々読めない部分があってもDOSで立ち上げれば読める確率はぐん〜と大きくなり、今回は欲を出さずあまった容量は死んでもらうこととしました。

いよいよWindows98のクリーンインストール
本来はリカバリディスク(Windows95)からのアップデートですがどうも不安定なので直接Windows98をクリーンインストールすることにしました。

 インストール自体はとくに問題はなく、ただアップグレード版のWindows98CD-ROMなので途中で認証が要求されるので、前もってWindows95のオリジナル版を用意しておくことです。あっさり認証OKとなります。
またMS-DOSとかWindows3.1でも認証OKになった記憶があります。

あとは内臓モデムのドライバなどはIBMのホームページからダウンロードして、インストするだけでOKです。
2137-E4Aで検索すれば見つかります。

余談ですが、AptivaのリカバリCD-ROMにはPCDR(PC Doctor)が入っていますのでマシンのテストをすべてやってくれます。
MS-DOSで立ち上げて、
PCDR Enter

でメッセージにしたがって簡単に使えます。

いまとなってはバージョンが低いですがこのマシンでは十分です。
残念ながら他社のマシンではえません。BIOSで書き込んでいる製品名とシリアルなどをチェックしているようです。

〔 おまけ  
こんな旧型機でもちゃんとインターネットが出来る!!

このマシンはCPUが266MHzのK6で、メモリが増設(128MB)して合計160MBになっているのでOffice程度のアプリケーションならアプリを複数開いて違和感なく普通に使える能力をいまでも持っています。

またADSL回線で2.3Mのスピードがでて立派に動画も駒落ちなしに再生できます。たいしたもんです。

しかし高速のブロードバンド回線(2M以上)では能力不足はいたしかたなく、8MのADSL回線では他のマシンが4.3M出るのにこのマシンは2.3Mぐらいしかでません。
「2.3Mもでるか!!」ともいえますが・・・。

実際、2.3Mもでればダウンロードも不自由はないので、そんなにヘビーに使うことはない人にとっては安い1.5M以下の回線(ODNでは1Mの回線が使えるようになります)でなら、最近のギガマシンも力を発揮する場面はすくなくこのような旧型マシンでも同じように使えることになります。
ということは無理にギガマシンに買い換えることはないと言うことです。

またメモリも多ければそれに越したことはないですが、かならずしもメモリの増設が必要と言うことではありません。
実験をしましたが、単にインターネットだけをやる分には32MBでも2.3Mのスピードは出ますし、ニュースステーションのオープニングテーマのような300Kbpsの動画の駒落ちもありませんのでこれで十分ともいえます。

しかし、ウィンドウをいくつも開いたり他のアプリも開いていたり・・と言う使い方ではメモリが不足してきて動作が遅くなるのでそういう場合はメモリの増設を考えなくてはなりません。

この当時は32MBが一般的で増設をするなら合計で64MB、96MBはたまた160MBにする方法があります。
最近はSDRAMは品薄で割高感も出ていますので、価格を調べるのがポイントです。

このマシンもまだまだ捨てたもんではありません。
しばらくは現役でがんばるようです。



ちなみにリカバリをする方法です(参考までに) マニュアルより抜粋

リカバリー
〔 重要 

リカバリーCDを使用してシステムのりカバリー作業を実行するとハードディスクが初期化されるために、ハードディスクの内容はすべて消去されます.リカバリー作業を始める前に、必要なデータのバックアップを作成しておいてください。

リカバリーCDの使用に際しては、以下の手順をお読みください。

1.コンピューターの電源がオンになっていることを確かめてください。

2.リカバリーCDをCD−ROMドライブに入れてください。

3.オペレーティング・システムを終了し、コンピューターの電源をオフにしてください。
  電源ランプがオフになるまで待ってください。

4.コンピューターの電源をオンにしてください。

5.リカバリーCDによるメッセージが表示されたら、注意深くお読みになってから次に進んでください。

6.リカバリーが終了したら、画面の指示に従って、システムを再始動し、Windows95のセットアップを行ってください。

テスト

このテスト・プログラムは保守を目的とした、ものです。保守技術者以外の方は、使用しないでください。

テストの方法は次の通りです。

1.リカバリーCDをセットするようメッセージが表示されたら、項目『リカバリー』のステップ1から4までのことを行い、インスト ール・プログラムを終わらせるためにNとタイプしてください。

2.PCDRとタイプしてEnterを押すと、テスト・プログラムが開始されます。
3.メニュー・バーでDiagnosticを選択、次にAll Testsを選択してください。これですべてのテストが実行されます。



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