++ WindowsXPでUnknown Hard Error STOP:C0000135 Dynabookの修理 その1++

WindowsXPでUnknown Hard Error STOP:C0000135 Dynabookの修理 その1

ブルースクリーンで Unknown Hard Error -- Windows XP  2003.6.10


● トラブルつづきがリセットされ新しい機種PAT6518CMEに交換されました  2003.10.18
● DynabookPAT5512CMEがついに不調の連鎖にはまってしまいました! その2  2003.9.26
● DynabookPAT5512CMEがついに不調の連鎖にはまってしまいました! その1  2003.9.23
● 再修理が終わり戻ってきました  2003.6.18
● 交換された部品が修理上がり品と判明しました  2003.6.18
● 交換した部品は新品かそれともそれ以外のものか?  2003.6.15
● 修理報告書が手書きのもので、東芝は本当にちゃんと修理をしたのだろうか?不安になってきました  2003.6.15
● パソコンを修理に出して部品が交換された時、その部品は新品じゃないの?!  2003.6.14
● ブルースクリーンで Unknown Hard Error -- Windows XP  2003.6.10

ホームへ


【 ブルースクリーンで Unknown Hard Error -- Windows XP 】
東芝DynaBook PAT5512CME(保障期間内)がメール途中でハングし、やむを得ず強制終了したら次の立ち上げでブルースクリーン下記のような無常なエラーが表示されWindowsXPが立ち上がらなくなりました。強調するために赤い文字にしました。
STOP:C0000135 Unknown Hard Error
Unknown Hard Error

これまで9ヶ月間平均すれば1日に1〜2時間ぐらいしか使ってなくて、壊れるとはちょっとショックでした。
このDynaBookに比べれば耐久試験をやっているとおもうほど過酷に使っているMebius2号機はビクともしてないのになんとひ弱なDynaBookであったかとおもっています。
というわけでただいま修理のため幕針で病院にはいっています。Dynaくんは4週間のロ〜ングバケーションを楽しんでいます。

東芝の修理担当者の報告ではマザーボードからイレギュラーな電気信号?がでてその結果ハードディスク内のWindowsXPのシステムファイルを壊したのが故障の原因とのことでマザーボードの交換とOSのリカバリを行うとの連絡が販売店経由ではいりました。

トラブル当初、東芝サポートセンターの指示のもとでセーフモードでの起動を試みたが結果は同じでお手上げ状態でした。
サポセンも「リカバリーをやったらどう?なおることが多いよ」と気楽にアドバイスしてくれたが、自分でリカバリをやればとりあえず復旧して使えるようになることはわかっているが、もし他に第一原因があってトラブルが再発したときに保障期間をすぎていたらそれこそ「万事休す」です。
そのときは有償で修理しなくてはならなくなることが十分に予測できていたので、東芝に保障期間内の修理記録を残すためにあえて修理に出した次第です。

一度修理にだしとけば再発したときは有利に交渉できるからです。 ここがポイントです。

ただここで注意しなければならないことが2点あります。

第1点として、修理に出すとデータが大空のかなたへ飛んでいってしまうことです。
ハードディスクがからんでいればリカバリを実行するのは通常行われることで、メーカはデータの保障は一切しないから事前にデータを抜き取っておかなければなりません。

ここに大きな問題があり、東芝のWindowsXPの場合、NTFSのファイルシステムを使っていていざ非常事態がおきてハードディスクのデータにアクセスしようにもDOSからはみえないしノウハウと相当の環境がないとそれこそデータをあきらめなくてはなりません。

事実、東芝のサポセンの2人にききましたが「データを取り出す方法はない。あきらめろ」の返事でした。
このNTFSファイルシステムはたやすく進入できないようにセキュリティ、安全を一番の売りにしているのですがこのような非常事態がおきたときはそれがかえってあだになり手も足もだせないという最悪の状況を作り出すことにもなります。

参考までにNTFSの特徴です。というかFATよりすぐれているという自己満足ともいえますが・・・。
ちゃんと動いていれば以下の通りで文句のつけようがないが、しかし、現実の世界では理想どおり行かないのが常で、「パソコンは壊れるんですっ!!」。

    NTFSは、Windows NT4.0、Windows 2000 で導入されたファイルシステムで、FATに比べて信頼性とセキュリティが高いのが特徴です。NTFSでは、ファイルのアクセスをすべてログに記憶しているので、障害が発生した場合でもファイルの構造を復旧することができます。また、256文字までのファイル名を使用でき、ユーザー/グループごとのアクセス権を設定することもできます。


というわけで東芝にはこれ以上情報をもとめても無理だと判断して「なんか方法があるはずだ!」の一念でネット上の情報を検索しました。
やはりありました。NTFSが読めるツールが存在します。またハードディスクを取り出して他のマシンにつなぐ知識テクニックがあれば楽々読めるし、1CDLinuxでもできます。
このNTFSが読めるツールにはWindows版とLinux版があります。

このようなものが存在していたらNTFSのセキュリティも一発で吹き飛んでしまい、それこそ盗難にあっても大丈夫だなんてとてもいえませんよ、東芝さん。

コンピュータメーカのなかでWindowsXPなのにFAT32を採用しているメーカとしてシャープがあります。
NTFSをつかっている機種もあるかもしれませんが私がつかっているMebius PC-GP1−C7MはFAT32です。

以前、なぜシャープはNTFSを採用しないのかと聞いたことがありますがそのときはちゃんとした回答ではなかったが、今般の事態を経験していざとなったときにNTFSでは手も足もでないことを考慮にいれてFAT32をつかっているのかぁ・・さすが!でも実は別の要因でFATにしていただけだったりして・・。 まぁ、どちらの理由にしてもなんとかなる方がユーザにとってこんなありがたいことはありません。

東芝の場合はWindowsXPはすべてNTFSとのことです。
くどいようですが「データを取り出す方法はない。あきらめろ」ではあまりにもユーザのことを考えていないひとりよがりが過ぎます!!

今般の事態では上記のようなツールを使わず力ずくでデータを読み書きできるべく、ハードディスクを取り出しNTFS環境下に接続しました。
途中ワーニングとかをかいくぐって無効にしながら接続し、データを100%バックアップすることに成功しました。
幸運にもこのような環境があるから何とかなったわけですが、ほとんどのパソコンのユーザはあきらめざるを得ない状況になるのではないでしょうか。

貴重なデータが消滅することは個人的な損失もさることながら大げさにいえば社会の損失にもなると思うので、パソコンメーカはもっと真摯に考えてもらいたいものです。
東芝のサポセンの担当者には、東芝の面子もたてて「せめてリカバリをするときは一方的にNTFSではなくFAT32も選択できるようにBATファイルを変更してもらえないか」と折衷安を提案し、担当者も「お客さまの声として報告します」といってくれたが果たして取り入れるだろうか?
そんなことになったら太陽は西からのぼると思います。

パソコンを修理に出すときに注意しなければならない点としてもう1つありますが、これについてはシリアスな面がありもう少し情報を集めて別途書きたいとおもっています。

もくじ    部品が交換された時、その部品は新品じゃないの?
ツイート