cut-frames

Cut Frames応用

ここでは、cut-framesとGimpの機能を組み合わせて使う幾つかの方法を紹介します。

写真の加工1: 色を綺麗にする

タイルの画像を右クリックして現れるメニューから、 レイヤーレベル を選択し、「自動」ボタンを押してOKする
(Gimp-1では、"レイヤー →" ではなく、"画像 →")

写真の加工2: 線画にする

ここに書いているやり方は、結構試行錯誤が要ります。 背景や服の色の関係でうまくいかない時もあります。

  1. 右クリックメニューから、レイヤーレイヤーを複製
  2. ダイアログレイヤーを使って、レイヤー ダイアログを開く
  3. そのダイアログで、"背景 コピー"レイヤーが選ばれていることを確認して、 モードを"除算"にする
  4. 元のタイル画像の右クリック メニューから、フィルタぼかしガウシアンぼかし(IIR) を選んで実行。指定するパラメータは色々変えてみる。(メニュー"ガウシアン ぼかし(IIR)"は、"Gaussian Blur(IIR)"かも)
  5. 同じく元のタイル画像の右クリック メニューから、フィルタ輪郭抽出輪郭 を選んで実行。指定するパラメータは色々変えてみる。(メニュー"輪郭" は、"Edge"かも)
  6. レイヤーダイアログで"背景レイヤー"をクリック
  7. 元のタイル画像の右クリック メニューから、フィルタ強調明瞭化 を選んで実行。指定するパラメータは60とか大きめに。(メニュー"明瞭化"は、 "Sharpen"かも)
  8. レイヤーダイアログの"背景"を右クリックして現れるメニューから、 画像の結合
  9. 元のタイル画像の右クリックメニューから、レイヤー脱色

指定する端点の高さを一定にする

パス選択ツールを使って、 切り出し範囲を指定していく時、 端点の高さは一定にしたい時には、Gimpのガイドを利用して下さい。 マウスカーソルがガイドの近くに来ると、ガイドの上に引きつけられます。

dialog

比較画像を作る

比較画像の元になる二つのタイル画像を、それぞれ画像1, 画像2とします。 どちらも、1フレームの大きさは同じとします。

  1. 画像1の右クリックメニューで、画像キャンバスサイズ を選び、画像2が入るだけの大きさに広げる
  2. 画像2の右クリックメニューで、編集コピー を選ぶ
  3. 画像1の右クリックメニューで、編集貼り付け を選ぶ。 以下全部、画像1の右クリックメニューで。
  4. レイヤー新規レイヤー を選ぶ
  5. 道具変換ツール移動 を使い、新しく張り付けた レイヤーの位置を調整して、並べたいフレームの位置を揃える
  6. レイヤー下のレイヤーと結合 を選ぶ

以上で、全体が一枚のレイヤーになるので、あとは、普通に パス作成ツールを使って、切り出しの範囲を指定して、最後にcut-framesを使って 切り出しを行います。横に並べた画像を上げに並べて比較写真を作る場合、 cut-framesのダイアログで、"Frame Width"の方は、フレームの横幅(共通)、 "Frame Height"の方は、両方の画像が入るのに十分な値を指定して下さい。

パスの指定補足

ここでは、使い方では説明を省略した、 その他の指定方法について説明します。尚、パスを指定する時 、最初 に一ヶ所ダミーでクリックするのは、どの方法でも同じです。

パスの簡易指定

下の1,2の簡易指定の方法は組み合わせることもできます。

1. フレーム全体を切り出す
パス作成ツールを使って、切り出しの 最初のフレームを指定する時に、クリックするだけ(ドラッグを行わない)で、 切り出しの大きさを決める長方形を指定しなければ、指定した全てのフレームが、 元々のフレームの大きさのまま切り出されます。
フレーム全体を切り出す
2. 最初と最後だけ指定して、その間のフレームを全て切り出す
パス作成ツールを使って、切り出しの 最初のフレームを指定した後、残りの フレームの切り出し範囲を一つ一つ指定していく代わりに、終りの フレームを一つだけ選び、その中のどこか一点をクリックすれば、 最初のフレームから、選んだフレームまでの 全てのフレームを、最初のフレームで指定したのと同じ範囲で切り出します。
間のフレームを全て切り出す

キーフレームの指定

動画を作るために、切り出したフレームをレイヤーにして重ねる 場合、Path Smoothingオプションの 値を1以上にして切り出しを行うと、パス作成ツールを使って指定した位置の補正 が行われます。この結果、動画の「ぶれ」は少なくなりますが、動きの激しい 場面では、逆に、補正が効き過ぎてしまい、例えば、人が写っている所だけ 切り出そうとしているのに、切り出したフレームに人が入っていない といった事があります。

これを避けるために、キーフレーム(そのフレームに関しては、指定した ままの位置で切り出しを行う)をcut-framesに伝える事ができます。(最初の フレームと最後のフレームは、いつでもキーフレームになります)

キーフレームを指定するには、パス作成ツールを使っ て、切り出しの最初のフレーム を指定した後、残りの フレームを指定していく(レイヤーにして重ねる時には、普通は 端点を指定するだけでよい)時に、ドラッグを行って、コントロールを引っ張り 出します。(少し手がぶれて小さなドラッグ をしてしまう事はよくあるので、ドラッグ範囲が小さい時には、 キーフレームとは認識しないようにしてあります。)

キーフレームの指定

キーフレームの端点の周囲だけは、ベジエ曲線が曲がっているので、 一目で分かります。


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