府中市役所西玄関前
CONNECTION
1998 朝倉 響子作
府中市平和都市宣言10周年記念像
府中市は、世界の恒久平和への願いと愛する郷土を未来に引き継ぐ決意のもとに、
昭和61年8月「府中市平和都市宣言」を行い、平成8年、その10周年を
迎えました。
先の大戦終戦から半世紀が過ぎ、戦争を知らない世代が多数を占めるように
なりました。戦争の記憶は風化しつつあります。一方では、世界平和をとりまく
問題も、核や戦争が依然大きな比重を占めるものの、以前とは変わりつつある
ように思います。
本記念像は、朝倉響子先生の手による彫刻作品(CONNECTION)で、平和都市
宣言10周年という節目の年に制作を開始し、市庁舎西側玄関前に設置することが
できました。
今日の府中市民が抱いている平和への思いを永くとどめるシンボルとなる
とともに、市民皆様の平和への思いを新たにしていただく一助となることを
願ってやみません。
平成10年10月 府中市長 吉野和男
朝倉 響子先生のことば
私は、この女性2人が、何気なく出会っている立像を、多くの人々に親しみ
と、平穏の気持ちを感じられたと思い、作成しました。
題名は、見る人がその言葉の概念にとらわれない様に、出来るだけ特定の
意味を持たせないように考えて、
「CONNECTION」
と付けました。
空間に置かれた彫刻は、作家がアトリエで、制作する思いから離れて、
独立したものなので、自由にイメージを広げて、この作品を見て頂きたいと
思います。(朝倉 響子)
(府中市発行「コネクション・CONNNECTION」より)
Last Update 1999/09/10(1998/10/12)
府中市
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