百景

62.塩船観音寺

所在地:青梅市塩船
交 通:JR河辺からバス・塩船観音入口


仁王堂     つつじ園
仁王堂と大杉          つつじ園  


阿弥陀堂    本堂
阿弥陀堂         本堂(右手)


案内
大悲山と号し大化年間(645-650)の創建とされる、霞丘陵の一角にたたずむ古刹
室町時代作とされる本堂・阿弥陀堂・仁王堂は 国の重要文化財で、裏山のツツジは都内有数の名所



年中行事ご案内
  ・1月1日、2日、3日 元旦初護摩供・本尊厨子開扉
  ・1月16日      本尊初御縁日・本尊厨子開扉
  ・2月節分の日     児玉稲荷例祭
  ・3月彼岸中日     春彼岸法要
  ・4月中旬〜5月中旬  つつじまつり
  ・5月3日       大祭・火渡荒行・本尊厨子開扉
  ・8月第二日曜     四万六千日護摩供・本尊厨子開扉
              七社権現例祭
  ・9月彼岸中日     秋彼岸法要
  ・9月15日      薬師大祭
  ・10月28日     不動村大祭
  ・11月中       七五三詣祈願
  ・12月16日     納め観音
  ・12月31日     除夜祭
  ・毎月1日       早朝護摩供 6時
  ・毎月16日      本尊月例法要

 「別格本山塩船観音寺」由緒

 当山は真言宗醍醐派の別格本山で大悲山塩船観音寺と称す。
当山開創は大化年間(約1300年前)若狭の八百比丘尼、この地に来たり 紫金の千手観音像を奉安したのが始めと云われ、其の後天平年間(約1200 年前)僧行基が堂宇を再興しこの地を塩船と名づけた。

 其の後貞観年間(西暦859〜877年)に叡山の僧安然が夢告により来山し 講堂と12の坊舎を建立し盛大を極めたと伝えられる。
本堂は木造寄棟造りの茅葺で内陣中央の本尊を安置する厨子は極めて精巧な 作りである。

 本尊千手千眼観自在菩薩は鎌倉時代の建立で慈悲あふれる温容の秘仏(御開扉 年4回)である。
本尊の御名は衆生の求願を聞くのではなく、その声を自在に観ることが出来る。 又一度に千の願いを観て一度に千の手を以て願いを叶えること故に千手千願 観自在菩薩と云う。
本尊の券属である28部衆は現存数カ寺で、全国2番目の歴史を持つ貴重な 尊像である。

  本尊・28部衆−−鎌倉時代  都指定有形文化財
  本堂・厨  子−−室町時代  国指定重要文化財


 「都天然記念物 塩船観音の大杉」について

・所在 青梅市塩船194番地 観音寺内
・指定 昭和28年11月3日

 観音堂登口の両側に2本の大杉が立っている。左側のスギは目通り幹囲 6.9メートル、高さ38.6メートルある。右側のスギは目通り幹囲5.8 メートル、高さ41メートルで、ともに境内樹叢の中心の位置を占めている。

 スギはスギ科に属する常緑樹で、幹は直立し、高さ40メートルにも達する ものがあり、この2本のスギはともに都内にあるスギの巨樹である。
   (昭和44年10月1日  東京都教育委員会)




Last Update 2000/11/03(1997/09/23)


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