きのこの器に、きのこ料理を入れる「おいしい悪ふざけ」
蓋を開けたら、「うふっ」となります
ふたもの生活
〜2014年きのこ特集号〜 陶居房ね
きのこ類は、洗う必要もなく、皮も剥かず、焼いたり炒めたりしただけでも、十分においしいです。
左:スライスしたしいたけを、油で炒めて醤油だけで味付けしました。
右:ブナシメジは手でほぐしてから、醤油と砂糖で甘辛に味付けました。
舞茸は出汁(だし)がとても出るので、即席だしに入れるだけでOK。
甘めの麺つゆに舞茸を入れて、仕上げにごま油をほんの一滴。
これだけで十分においしいです。
スープがきのこの器に入っていないように見えますが、外側のひだをご覧ください。あまり店頭には並ばないと思いますが、初めは、しいたけのような形をしていても、成長すると傘が「おちょこ」状態になって、ひだが外側になる種類のきのこがあります。
ひだひだがとてもきれいでしょ。エレンゲを使って召し上がれ。
ウラムラサキという美しいきのこがあります。
食用のきのこではないそうですが、色と形が美しいので皿にしました。紫は食欲をなくす色なので、器には使われないことが多いのですが、盛り付けてみると悪くありませんでした。
緑や赤の強い色でもおいしそうに映ります。食卓に変化が出ていつもの料理が違って見えます。
左:えのきだけと豚肉の明太子合え
えのきだけと豚肉(スライス)を炒めて、火を止めたらすぐに明太子を入れて混ぜます。半生の明太子の塩気が味付けになります。仕上げに、レモン汁を垂らします。しそや鰹節を加えても風味が増します。
右:うらむらさきの皿の裏
干し椎茸って甘辛に煮付けて、ちらし寿司や太巻きの具だったり、煮ものに入っていたりと、和食だけの存在と思われがちです。でも、実はマヨネーズやホワイトソースともとても合います。
「え〜」と思った方は、一度お試しください。
作り方はこちら(このページの最後)
左:特大しいたけの蓋物に、宴用にゆで卵を上に飾りました。混ぜて供します。
右:一人分を椎茸のお皿に盛りつけました。粒マスタードはお好みで。
マッシュルームのソテーを、少し硬めのライ麦パンに乗せて食べると、相性バツグンです。
きのこ類は好きだけど、マッシュルームがあまり好きではないという方は、一度、生のマッシュルームを召し上がると、大好きになるかもしれません。
作り方はこちら(このページの最後)
コリコリとしたエリンギと、しゃきしゃきの茗荷の食感の違いが楽しいです。
ときどき、茗荷でエリンギがきれいな桜色に染まります。いつも、桜色になるとよいのですが方法が分かりません。
エリンギと茗荷を縦にスライス、さっと茹でて暖かいうちに米酢と多めの砂糖で合えて蓋物に。
一晩置けば食べごろです。
最期はデザートです。
蓋物は菓子鉢としても重宝します。
しいたけの蓋物を見つけたこども達は、好奇心いっぱいの顔で近づいてきます。
「開けてみて」と誘うと、躊躇なくしいたけの柄を握って、嬉しそうに開けます。柄のが持ち手になっていることを知っているように。
たっぷり4箱分のきのこの山。こども達の目はさらにキラキラ輝きます。
干し椎茸のサラダの作り方
だいたいの材料
干し椎茸 3枚(水でもどして、スライスします)
鶏肉 50g(小さいそぎ切りにします)
マカロニ 50g(茹でます)
卵 1個(堅ゆでにします)
セロリ 1/2本(小口に切ります)
レモン汁
マヨネーズ
塩・胡椒
サラダ油(またはオリーブオイル)
パセリ
作り方
@鶏肉を油で炒めて、火が通ったら、干し椎茸を入れて軽く炒めます。
塩・胡椒・レモン汁で下味をつけて冷まします。
A@にマカロニとセロリを合わせてマヨネーズで合えます。
B細かくした堅ゆで卵とパセリを上に飾ります。混ぜて食べます。
マッシュルームのソテーの作り方
だいたいの材料
生マッシュルーム 10個(スライスします)
缶詰では美味しく出来ません
タマネギ 1/2個(みじん切りにします)
オリーブオイル 大1
バター(あれば発酵バター)10g
作り方
@タマネギのみじん切りをオリーブオイルで焦がさないように炒めます。
A生のマッシュルームをスライスして、@に加えて炒めます。
B塩コショウで味付けして、パターを加えて混ぜれば完成です。
オリーブオイルとバターはたっぷり使います。
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