陶居房ね・ふたもの生活

蓋物いろいろ

食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。

〜2015年夏号・蓋物のページ〜 陶居房ね

ホテルの欧風カレーは薬味がいっぱい

蓋物 蓋物

皇居近くのホテルにあったパブレストランは、ランチタイムのカレーが人気でした。 ホテルのおいしい欧風カレーに、印象的なのは薬味の方でした。
お皿に平らに敷き詰められたライスとソースポットに入ったカレーが給仕されると、 おもむろにワゴンに載った薬味群がテーブルに横付けされます。
ワゴンいっぱいの薬味、種類の多さに驚きました。

薬味の定番

蓋物 蓋物

暑い夏、いつもの我が家カレーに、ホテル仕様の薬味を再現しました。
ホテルの薬味は、 蓋つきの金属製トレーに並んでいましたので、家中の蓋物を動員しました。
まずは、カレーの薬味の定番と言えばこれ。ホテルの薬味にも、ちゃんとありました。 福神漬けとラッキョウは、昭和レトロなカレーの薬味の定番です。

薬味の準定番

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次は、チーズとフライドオニオンです。
欧風カレーにはとても良く合います。
チーズは5o角の賽の目にカットされていました。その細かさがとても洒落ていて、さすがにホテルのカレーだと感心しました。
今では珍しくないフライドオニオンも、私はこの薬味で初めて知りました。
サラダ、パスタ、スープと、何にでも使える万能薬味です。

驚きの薬味

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これには驚きました。青しその実と茎わかめです。 欧風カレーなのに、ホテルのレストランなのに、はじめはなにかの間違いかなと思いました。 でも試したら、ちょうど箸休め的な役割で、不思議と箸ならぬフォークが止まりません。
ここのカレーには、スプーンとフォークがセットされたので、茎わかめをフォークで食べることになって、何料理を食べているのか不思議な気分に。

薬味の新定番

蓋物 蓋物

最後は、一番好きな薬味のレーズンとスライスアーモンドです。
レーズンは、少し柔らかくしてありますが、 ラムレーズンとは違いアルコールは入っていません。 レーズンの甘みが肉系のカレーによく合います。
アーモンドは軽くローストして香ばしく。魚介系、肉系どちらのカレーにも合います。

脇役の薬味だけでご飯が食べられそうですが、今日の主役はカレーです。
おいしくカレーを食べて、薬味が残ったら蓋をして、冷蔵庫に入れて次の出番まで待機です。
さっそく明日の朝食に出番のありそうな薬味もありますね。

 

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