食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。
〜2016年夏号・蓋物のページ〜 陶居房ね
ご飯がすすむアレやコレは、保存食として作られたのでしょうが、冷蔵庫のある今も一番のご飯のお供です。
毎日の食卓に欠かせません。お気に入りが一つあると、食事の楽しみが広がります。
頂き物の瓶詰は、ちりめん山椒に焼き鮭、牛肉のそぼろと、どれも白米にのせて食べればおかわり必至です。
瓶のままでは食べにくにので、蓋物に入れ替えました。蓋をしてそのまま冷蔵庫に入れることができます。
保存食には蓋物が大活躍します。
炊き立てごはんに、具だくさんの汁物、それにこのご飯のお供が並べば、言うことなし。日本人に生まれて良かった〜、保存食作ってくれてありがとう〜。
ご飯のお供は、同時に酒の肴にもなります。日本酒は米からできているので、当然かもしれません。
特に、海産物の保存食は、抜群の好相性です。
(左)鮪の大和煮を、ルリ色の蓋物に入れました。
甘目の味付けに生姜の風味、噛めば鮪のおいしさが広がります。
(右)たらこ昆布を、海っぽい蓋物に入れました。
生で好し、焼いて好し、煮て好しのたらこです。
誰もが認めるご飯のお供の王様は、昆布の佃煮でしょうか。
それに対して、「合う」「いや、合わない」と、意見の分かれるのが、胡桃小女子です。
合わない派は、そもそも胡桃と小女子を一緒に食べるのがおかしいとか、ご飯とは合わないとか食わず嫌いなご意見ですが、胡桃の甘みと小女子の塩気、微かに感じる苦みに、ご飯がすすむこと請け合いです。
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