食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。
〜2019年秋号・蓋物のページ〜 陶居房ね
蓋物は、冷蔵庫や電子レンジに出し入れをすることが多いので、持ちやすいように蓋物に取っ手を付けました。 注ぎ口の飾りを付けたポット型と、取っ手だけのカップ型の蓋物です。ポット型でも口に穴は開けていないので、 入れたものが乾くことはありません。
取っ手の無い蓋物には、持った時に滑らないよう、側面に凹凸をつけています。
(左)茄子の蓋物 (右)茄子の浅漬け
お出汁とも油とも相性がよく、温かくても冷たくてもおいしく、それでいて料理の手間はかからない、そんな便利な夢のような食材が茄子です。茄子は味付けを選ばないので世界中に茄子料理がありますね。
形のかわいらしさからデザインに使われ、茄子紺という色の名前にもなって愛されています。
漬物も塩で浅漬けにしたものや、味噌漬け、刺激のある辛子茄子と、いろいろな味付けに馴染みます。
(左)塩もみ
塩もみしただけの茄子に、茗荷とポン酢で和風に、ごま油と醤油なら中華風に、ドレッシングなら洋風に簡単に変身します。
どの味付けにも合って、それでいて茄子の個性はちゃんと残っているから不思議です。
どうぞ蓋物で冷やして召し上がれ。
右)焼きナス
皮ごと焼くことで、茄子の甘味が閉じ込められて、とろっとした触感も楽しいです。
温かいままでも、冷やしてもどちらも美味しいです。
(左)揚げ茄子は、焼きナスとはまた異なる甘味が魅力です。
(右)茶筅茄子も、煮汁ごと冷やすことで色も味もよくなります。
(左)しぎ焼 (右)トマト煮
(左)卵とじ (右)南蛮漬け
茄子料理は、温かくても冷やしても、どちらでもおいしいので、たくさん作って、残りを冷蔵庫で冷やして明日へおすそわけしましょう。違う味わいを二度楽しめます。
ぜひ、蓋物をご活用ください。
Copyright © -2024 陶居房ね All Rights Reserved.