陶居房ね・ふたもの生活

蓋物いろいろ

食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。

〜2019年冬号・蓋物のページ〜 陶居房ね

ポット型とカップ型の蓋物は「とって」も便利

ポット型の蓋物  カップ型の蓋物

蓋物は、冷蔵庫や電子レンジに出し入れをすることが多いので、持ちやすいように蓋物に取っ手を付けました。 注ぎ口の飾りを付けたポット型と、取っ手だけのカップ型の蓋物です。ポット型でも口に穴は開けていないので、 入れたものが乾くことはありません。
取っ手の無い蓋物には、持った時に滑らないよう、側面に凹凸をつけています。

お茶漬けさらさら

蓋物

ぬくぬくの布団から出たくない冬の朝、美味しい朝食があれば、少しは抜け出しやすくなるでしょう。とはいえ、さらに寒い台所で朝食の準備をするのは気が重いこと。
ならば、冷蔵庫の蓋物を並べて準備完了のお茶漬けで決まりです。
焼き鮭は、2、3日前の食事で鮭を余分に焼いて、骨と皮を除いて蓋物に入れておきました。お茶漬けを、さらさらといただくには、骨があってはいけません。熱いお茶に溶け出した鮭の脂が食欲をそそります。さらさらと流し込めば、体が温まって幸せ〜。お茶漬けは、匙を使わずに、ぜひ、直接茶碗に口をつけて、小刻みに箸でおくってほしいです。良い香り鼻に抜けて、一層おいしく感じます。

蓋物 蓋物

鮭の脂を楽しんだら、次に漬物をいただきます。お茶と一緒に香りが広がって、口の中がリセットされ、また鮭に手が伸びます。
完璧な朝食のために、食後のリンゴも蓋物に準備しておきました。残ったら、すべて蓋を閉めて冷蔵庫に戻すだけで片付けも簡単です。
鮭がなくなったら、次は何を準備しましょう。

蓋物 蓋物

塩ふき昆布もお茶漬けにうれしいおかずです。お茶でふやけた昆布からうまみが染み出しています。昆布のねっとりとした食感には、大きめに切った大根と人参の浅漬けを合わせました。
さっぱりしたお茶漬けには、煮豆をプラスしたら、栄養バランス的にもよし、満足感もぐっと上がります。

蓋物 蓋物

空になった蓋物に何かを入れると、組み合わせが次々に変わります。鮭と青菜の漬物の次は、佃煮と青菜の漬物、その次は佃煮と煮豆と、冬の朝の楽しみは続きます。
味の濃い目のものなら何でもお茶漬けに合いますから、昨日の夜の残り物でも組み合わせの輪に入ります。

蓋物 蓋物

お茶を入れる時間もない朝には、お茶漬けの海苔という強い味方があります。もし、蓋物に漬物が残っていたらラッキー、一緒に並べるだけで、手抜き感が消えます。
あともう一品あるとしたら、なにが嬉しいですか?焼きたらこ、マグロの佃煮、煮豆、きゃらぶき、それとも。
今頭にうかんだもの、今日蓋物に入れておきましょう。

蓋物 蓋物 蓋物 蓋物

 

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