陶居房ね・ふたもの生活

蓋物いろいろ

食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。

〜2022年春から夏へ・蓋物のページ〜 陶居房ね

ポット型とカップ型の蓋物は「とって」も便利

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蓋物は、冷蔵庫や電子レンジに出し入れをすることが多いので、持ちやすいように蓋物に取っ手を付けました。 注ぎ口の飾りを付けたポット型と、取っ手だけのカップ型の蓋物です。ポット型でも口に穴は開けていないので、 入れたものが乾くことはありません。
取っ手の無い蓋物には、持った時に滑らないよう、側面に凹凸をつけています。

初物到来

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初物到来の話を聞くと、なにやらソワソワします。年中なんでも手に入り、季節感がなくなった食卓ですが、目覚めの春から初夏でないと食べることができない初物はまだまだあります。
初物を食べると寿命が延びるといわれています。確かに、初物は、生命の芽吹きそのものをいただくので、より滋養があるように感じます。

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冬野菜の並ぶ店頭に、ふきのとうや菜の花が並ぶと春の到来を感じます。蕨やふきのとうなど新芽の力強さが、少し苦みのある味に表れます。
年中の野菜もこの季節には、新や春の冠が付いて初物の仲間入りです。新玉ねぎに新じゃがいも、春キャベツ、春人参、新ごぼう、瑞々しさが特徴です。

蓋物 蓋物 蓋物 蓋物

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大地だけでなく海からも初物が届きます。
意外ですがわかめも春が旬です。酢の物も良いですが、さっと茹でて生姜醤油で召し上がれ。旬のしらすも、冷凍物でなく茹でたてがいただけます。ご飯だけでなく、オリーブやチーズとの相性が良いのでパスタにもお勧めです。

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旬はあっという間に過ぎて、ともすると食べ損なってしまう年もあります。
たけのこも、店頭に並んだなと思ったら、すぐに終わってしまうので油断できません。たけのこの鮮度はすぐに落ちてエグ味が出ますが、同じ旬を迎えるわかめと一緒に炊くことでエグ味が消えてなくなるので不思議です。偶然にしては出来過ぎの若竹煮です。

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春の旬を追いかけて、気づけば初夏。初夏の初物といえば、初かつおです。
かつおのたたきには、上にのせるのとは別に、お好みで追加できるように蓋物にたっぷりの薬味を用意します。玉ねぎや茗荷、大葉、ニンニクは同じころに旬を迎えるのですからうまくしたものです。

夏が近づくと、新生姜が出回ります。刻んで梅酢に漬けて紅ショウガを作りましょう。紅ショウガをのせた冷やし中華が美味しくなったらもう夏です。

 

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