食べ物を入れようと思って作った蓋物ですが、使うかたの発想は
作り手の想像を超えています。
「こんなもの入れました」というお話を伺うのはとても楽しいです。
〜2022年夏から秋へ・蓋物のページ〜 陶居房ね
蓋物は、冷蔵庫や電子レンジに出し入れをすることが多いので、持ちやすいように蓋物に取っ手を付けました。 注ぎ口の飾りを付けたポット型と、取っ手だけのカップ型の蓋物です。ポット型でも口に穴は開けていないので、 入れたものが乾くことはありません。
取っ手の無い蓋物には、持った時に滑らないよう、側面に凹凸をつけています。
暑くなると、きゅうりがとても美味しく感じられます。ウリ科の野菜には、からだの熱を取り除いてくれる効果があるそうですから、きっと、からだが求めているのですね。
夏バテ気味で食欲がなくても、漬物のきゅうりと白米ならポリポリといただけそうです。
半日もかからずに糠漬けのきゅうりは浅漬けとなります。夏は発酵が早いので、すぐに古漬けの酸っぱいきゅうりになってしまいますが、それを薄く刻んで生姜と茗荷で和えると、それもまた美味しくいただけます。
蓋物に入れて冷やしておきましょう。
糠床の管理をしなくてもよい簡単な漬物もあります。
きゅうりの醤油漬けは、自宅でも簡単に作れるので人気があります。もっと簡単に、きゅうりを拍子切りにして蓋物に入れ白だしをかけて冷蔵庫で冷やすだけでもおいしい漬物になります。
(左)きゅうりのしば漬け (右)きゅうりと人参の塩漬け
白瓜の浅漬けが出ると夏本番。この季節にだけ食べることのできるさわやかな漬物です。これをつまみながら麦茶を飲めば、熱中症対策になりそうです。
同じ白瓜でも鉄砲漬は一年中楽しめて、食感も浅漬けとは異なります。鉄砲弾のしそ巻唐辛子が、夏バテでも食欲を刺激します。
苦瓜にセロリ、オクラ、トマトも夏向きの野菜です。漬物にしても美味しいです。湯剥きしたプチトマトを蜂蜜とレモンで漬けたものは、デザートのように楽しめますよ。
ナスもからだの熱を取り除く野菜です。残暑厳しい初秋は漬物のナスで、おいしい新米をいただきます。
食欲が戻ったらもう中秋です。そろそろ、からだを冷やしすぎないように、生姜や味噌などからだを温める食材と合わせていきましょう。
Copyright © -2024 陶居房ね All Rights Reserved.