近藤 貞雄のホームページです。

<スイス旅行の感想>

アルプスの感想

スイスは永年の憧れの場所で約40年前学生時代に登山に熱中して
日本アルプス によく登っていた時,本場スイスの写真を見た。その時の感動は今でも充分に 思い出せる。その中で1枚の写真に目が吸い付いた。それはシャモニーの写真 で左側の奥に氷河の先端が来ており,
右側には僅か数軒のホテルと店屋がある というものであった。牧場には牛がおりのどかな風景であった。

どうしてもあそこに行きたい! 40年間思い続けた結果が今回のスイス トレッキングであった。又その時に見たモンブラン,マッターホルン,ユングフラウ ,メンヒ,アイガー等も記憶に残っている。それを全部トレース
したい!!

シャモニー
憧れのシャモニー!一番最初に着いたところでもあったのでシャモニーにいること が信じられない気分であった。しかし現実のシャモニーは40年前の写真とは 大きく異なり「大観光地化」していた。幻滅としかし
シャモニーにいるという 満足感が入れ混じって複雑な気持ちであった。
しかし満足!
モンブラン
これは写真と寸分違わない姿であった。しかしエギューユ・デュ・ミデイ
まで ロープウエイが付いておりここからのモンブランは快晴であったので声も出ない 程感激した。しかし3,862mの空気は薄い。

ブレバン
ミデイの対岸にあるこのブレバンは2,525mでトレッキングには絶好。
ロープ ウエイで頂上まで上がってそこから下りのトレッキングを行った。ガイドが 付いてくれた。尖がった岩山であるがそんなに危険なところではない!
しかし気持ちが舞い上がっていたので足元が安定せずついに転んで
右手薬指の 第二関節を脱臼又2針縫う怪我をしてしまった。降りてからシャモニーで 医者に見て貰った。ガイドが通訳してくれた。フランス人の医者は冗談言いながら 手際よくやってくれた。(彼らから見ると怪我の
内に入らないのであろう!) しかしこのトレッキングは堪能した。

ゴルナグラート山頂ホテルの絶景
ツエルマットから更に登山電車でゴルナグラート山の山頂にあるホテルまで 登った。ここは3,090mありちょっとした山頂である。このホテルは
なかなか 予約出来ないらしい。ここでの夜明けが想像を絶する位
素晴らしい!!!
朝5時過ぎにマッターホルン山頂に朝日が当たって輝く姿は写真に撮っても とても表現出来ない。これを見ただけでも来た甲斐があったという
感じが した。
ローデンボーデンよりのトレッキング
ゴルナグラート駅より1駅下った所にローデンボーデンという駅がある。 ここからトレッキングを開始した。昼食を入れて約4時間のトレッキング
は素晴らしいの一語に尽きる!広大な山道を歩いていると現実と遊離
した感触 を得ることが出来る。

クラインマッターホルン及びブライトホルン
翌日クラインマッターホルン(3,820m)にロープウエイで登った。
ここからは マッターホルンが目の前に見える筈だが今日は曇って
見えない!しかしブライト ホルン(4,164m)が真っ正面に見える。クラインマッターホルンの展望台から 降りてアイゼンとピッケルがあれば天候
さえ良ければそう困難でないことが 判った。3時間位あれば登れるで
あろう。次回チャレンジする目標が見えた!

ツエルマットでのトレッキング
スネガからフィンデルン経由ウインケルマッテン,ツエルマット迄
トレッキング をした。約2時間かかった。途中道が判らなくなり登って来るスイス人に道を 聞いた。彼らはドイツ語が主体のようだが殆どの人が
英語を理解し喋ることが 出来る。急なところを降りることになってしまったがよい経験であった。
ミューレンの印象

ミューレンはラウターブルンネンから更に登山電車で登ったところにありかなり 高い位置にある。ここからユングフラウはよく見えるが霞がかかっていてよく 見えない。霧が出ると一寸先も見えないというのを経験した。

クライネシャイデイックの印象
メンリッヒェンからクライネシャイデイック迄のコースは有名なハイキングコース である。目の前にアイガーの北壁が見えて景色が最高であるからであろう! 約1時間半のハイキングは素晴らしかった!只日本人が多すぎる!(自分もその 一人だから苦情は言えないがーー)

全体の感想
良かった!の一言に尽きる!40年間思い続けていたものが一気に解決したという 感じでまだ実感が伴わないところがある。(本当に行ったのかなあ!夢を見て いるのではないかなあ!)
 

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