ADSL導入問題点を解消 9月から行う予定 日経2002.8.21より 工事費と電話番号の規定の2点を変更する その主旨は、 利用者の利便性を高め、ADSLの普及促進を目指した変更である。 1.NTT東西地域会社は2002.9月から、ADSL導入時で回線がうまくつながらなかった場合に工事費を無料にする。 2.ISDNからアナログ回線に切り替えても同じ電話番号を変更することなく使えるようにする。 この2点はNTT自身もADSL業者としてやっている「フレッツADSL」だけでなく、イー・アクセスなど他のADSL事業者のサービスにもそのまま適用される。 ADSLを申し込むと、NTTの電話交換局の設備変更費として2800円の工事費がかかりNTT東西から請求される。 しかし工事をしたが利用者宅の通信環境、そのたの外部要因などにより全くつながらない場合が申し込み契約金体の約6%になるとされている。 このような場合でもこれまではNTT東西は「既に工事済み」との理由で工事費を請求していたので、申込者がためらう原因の一つになっていた。 そこで、NTT東西は9月からは、全くつながらない場合は工事をしてもその工事費を請求しないように変更する。 一方でNTTが被るこの損失をほかの加入者に負担してもらうべく工事費全体に上乗せして、工事費を2800円から250円上乗せして3050円にするべく検討している。 2番めの件は、これまでISDN回線で契約していた人がADSLを使うためにアナログ回線に戻す必要がありそのときに電話番号を変えなければならなかったが、9月からはそのままの電話番号使えるようになり、これまでのように電話番号が変わってしまう不利益がなくなる。 ADSLの普及状況は7月の末で360万件で毎月30万件の増加で推移している。 |