++ フロッピーディスクがフォーマットできない KNOPPIX でフロッピーをフォーマット ++
2021.6.6 2008.11.24 2008.10.15 2004.4.27Rev. 2003.8.22初版

フロッピーディスクがフォーマットできない  ⇒ KNOPPIX でフォーマットを

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KNOPPIX 4.0 で確認したエントリーをアップしました。 新着記事
    ■ KNOPPIX 4.0 でフロッピーをフォーマットする方法 --> こちら 2008.11.24
煎じつめれば6つのコマンドを入力することでフォーマットができる。詳しくは上記のエントリーを参照されたい。

【エラーメッセージの例】
     ファイルアロケーションテーブル領域をフォーマット中にエラーが発生しました。
     このディスクをフォーマットできませんでした。
     このディスクは壊れています。交換してください


   1.原因

このような無情なエラーが出て、Windows95,98,Meなどで突然フロッピーが読み書きできなくなり、フォーマットすらできなくなることがあります。どうやらFAT領域が破壊されたことが原因のようです。

   2.これまでの対処


読み書きをやっているときにフロッピーを抜いたりするときに起こり、直前まで使えていたので、中の円盤が不良になったとは考えづらいのですが、これまで何の手立てもなく捨てていました。
あるときは強引に磁石で何とかフォーマットができたこともありましたが、再現性がなくお手上げ状態でした。

   3.Linux を使う方法が便利

こんな状態になったフロッピーでも元のように復旧できる方法がわかりましたのでご紹介します。
残念ながらデータは消えてしまいますが・・・。

これにはLinuxという基本ソフトが必要で、どなたにもすぐできるとは言いがたいのが難点です。

   4.Linuxの中でもとりわけKNOPPIXが便利 ・・・確認済み

最近では、KNOPPIX(クノーピクス)という1枚のCDで起動できるLinuxが入手しやすくお勧めです。
雑誌の付録にも付いていたり、またダウンロードも出来ます。ネットからは無料で使用できます。
ダウンロード出来るところはいろいろありますが、産総研で日本語化されているLinuxが使いやすいです。--> こちら
しかし700MBと容量が大きいのでブロードバンドでないと厳しいです。またダウンロードしたISOファイルをCD−ROMに焼く作業が必要です。
面倒なら雑誌の付録をさがすのが手っ取りばやいでしょう。

** 以前は手持ちにLive Linux LiteというCD-ROMがありこれを使いましたが、Linuxにかぎらず他のUnixなら何でも可能とおもわれます。
このLive Linux LiteというCD-ROMはたまたま雑誌の付録に付いていたもので、メーカはメディアラボ鰍ェ出していましたが、いまでは書籍の付録について売られています。「体験版よりもっと」という人は製品版もあります。だいぶ高いです。


これらの1CD Linuxはハードディスクにインストールしなくても立ち上がるのでお気楽に、お手軽にLinuxを使うことができます。入門用に、Unixの勉強用ではもってこいと思います。


   5.手順   2HD 1.44MBタイプの場合  2DD 720KBタイプの場合

CD-ROMでLinuxを立ち上げます。
rootでログインして、つぎの2行のコマンドを入力します。



1.44Mbyteタイプのフロッピーなら2HD,2HCにかかわりなく次のコマンドでフォーマット出来ます。赤文字をキーインする。
#fdformat /dev/fd0H1440 ・・・・・・・・・・・LowLevelフォーマットを先にかけます。
#mformat -n 18 -t 80 -f 1440 a: ・・・フロッピードライブがAドライブになっている場合、DOS/V機の例です。

最初のコマンド:fdformatでは次のような経過メッセージがでて終了します。

   Double-sided, 80 tracks, 18 sec/track, total capacity 1440kb.
       Formatting........done.
       Verifying.......done.
   
日本語の場合
   両面,80 トラック,18 セクタ/トラック。合計容量1440KB。
   フォーマットします・・・終了
   照合します・・・・終了


で、エラーメッセージがなければOKです。

次のmformatコマンドではメッセージも出ずにすぐに終了し、プロンプトが帰っくるはずです。
ですから、いつまでも終わらないとか、なにかメッセージが出たらどこかに問題があるということになります。
   よくある間違いが、2DDタイプのフロッピーなのに、2HDでフォーマットしていたとか・・・

ここでもエラーメッセージがでなければ、すべて完了です。

すべての操作は5分もあればすんでしまいます。

おまけです。



ワープロ用のフロッピーがパソコンで再利用できます。 2003.8.22追加


上の応用として、現在はあまり使われなくなってきた720KByteの2DDと呼ばれるフロッピーもパラメータを変えればフォーマットの切り直しが可能です。

2DDはいわゆるワープロ用としてフォーマットされているものが販売されていますが、そのままではWindowsパソコンに認識されないのでこのような方法でフォーマットを切り直してやればWindowsパソコン用として第2のお役に立てることになります。

このようなフォーマットの切り直しはWindowsパソコンではできず、これまでは捨てられていたかもしれませんが再利用可能となります!!


ワープロの需要が激減して叩き売りされていることがあるのでそれを買ってきてパソコン用に使いまわすのが賢いかもしれません。

もちろん1.44Mbyteのワープロ用のフロッピーでも上の方法でフォーマットの切り直しができるのはいうまでもありません。


720Kbyteのフロッピーで通称2DDと呼ばれています。次のコマンドでフォーマットできます。
#fdformat /dev/fd0H720 ・・・・・・・・・・・LowLevelフォーマットを先にかけます。
#mformat -n 9 -t 80 -f 720 a: ・・・フロッピードライブがAドライブになっている場合で、DOS/V機の例です。

最初のfdformatでは次のような経過メッセージがでて終了します
   Double-sided, 80 tracks, 9 sec/track, total capacity 720kb.
       Formatting........done.
       Verifying.......done.


日本語の場合
   両面,80 トラック,9 セクタ/トラック。合計容量720KB。
   フォーマットします・・・終了
   照合します・・・・終了

エラーメッセージがでなければOKです。

このmformatではメッセージも出ずにすぐに終了し、プロンプトが帰ってくるはずです。
このmformatコマンドでもエラーメッセージがでなければ、すべて完了です。

すべての操作は5分もあればすんでしまいます。

   ■ KNOPPIX をUSB CD-ROM からブートできない
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このページとは関係がなく恐縮ですが・・・
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バスは止まっていたのか、動いていたのか?
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謎の多い事件の闇に鋭く迫ったルポルタージュ 『あの時、バスは止まっていた』。
これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。
内容紹介
◎ジャーナリスト 大谷昭宏氏推薦

白バイは“黒バイ”か
地方局記者が執念で迫る

「これです」
被告の支援者が数枚の写真を取り出した。
路面には黒々とした二本の筋。
裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。

「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」

――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。
バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。
同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。
その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。

香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。
同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。
男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。
事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。
藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。

この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。
法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。
本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ!

◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響!
  
    ■ 耐震偽造で新たな展開になっています ご興味があればごらんください --> まとめページをアップ   2006.10.20