テクノうつせみ 

1997年 8月 23日

          Netscape Communicator 4

 Netscape社が最近出したNetscape Communicator 4というソフトを使っている。これは次のような位置づけである。

1.BrowserのDFSであるNetscape Navigatorはv3まで進化してきたが、その後継・最新版と見なすことができる。だから「4」がつく。
2.Web pageをBrowseするNavigaorの他に、Web pageを著作公開するためのツールを備えたNetscape Navigator Goldがやはりv3まで進化してきたが、この後継・最新版でもある。
3.実はNetscape Navigatorを一つの構成要素として包み込んだBusiness Communication用のツールである。
4.Netscape社が技術の集大成として世に問うソフトである。

Standard版とProfessional版がある。Standard版の入手方法は少なくとも3つある。(1) www.netscape.comからv4.02がダウンロードできる。メニューとヘルプは英語だが日本語も使える。(2) 東芝情報システムはInfopepper会員にwww.infopepper.or.jpで、Netscape Communicator 4.01日本語版を \4,950で特別販売している。(3) あるいはOfficial NetscapeCommunicator 4 Bookという本を購入するとCD-ROMでv4.0のフルソフトが付いてくる。この本は$49.99だが秋葉原の書泉ブックタワーで見たら\8,400であった。www.amazon.comで買えば$39.99に値引いてくれる。同じ著者 Phil James、同じ出版社 VentanaからProfessional版ソフトの本も出ており、$39.99であるがCD-ROMは付いていない。

Netscape Communicatorは次の各構成要素を持つ総合ソフトである。

1.Navigator 4: Browserである。
2.Messenger: 電子メイルソフトである。
3.Composer: Web pageの著作公開ツールである。
4.Netcaster: これが今までに無かった画期的な機能でWeb放送機能。
5.Collabra Discussion Group: 従来News Groupの名で特別な興味テーマごとに情報交換フォーラムが構成されていたが、買収会社Collabraの技術でそれを改善した。
6.Conference: Internet電話機能でWhiteboard機能つき。

以上がStandard版で、以下はProfessional版だけにある。
7.Calendar: Intranet用のスケジュール管理ソフト。
8.IBM Host-On-Demand: 3270 Emulatorで IBM Hostに接続。
9.AutoAdmin: システム管理者用のソフト維持管理ツール。

 さすがNetscape社の集大成だけあってよく出来ている。Navigatorだけしか使わない人でもPlug-inを含めてかなり機能向上しているので、数千円以下乃至只なら魅力的である。

 Web Pageを書く人なら更に嬉しい。従来のGoldでは著作画面とBrowser参照画面では見え方が異なる部分が多かったが、TABLE機能も含めてかなり一致してきた。但し2つ欠点があって、(1) 大型のTABLEで著作しようとすると呆れるほど動作が遅くなる。(2) 冒頭にタグでShift_JISと自動的に書き込んでくれるのは有り難いのだが、これがあるとNetscape v3はよいがv2では誤動作して英語モードになってしまい日本語は暗号のように表示されてしまう。聞く所によると、v2はHTML3.2をサポートしていなかったからだという。であっても自社の前の製品と互換性をとるのが常識だが、日本語までは頭が回らなかったのであろう。これを書かないように設定しようと大分苦労したがついに分からなかったので、仕方なく最後に手で消して使っている。

 Netcasterは全く新しい機能で、ユーザがBrowseしなくてもユーザが指定した内容と頻度で自動的に情報を送り付けてくれるPush機能である。しかしこれはLAN接続の会社のPCでこそ意味があるというものである。Internet Explorer 4もPushを目玉にしてくるようだから、いよいよInternetも放送局化してくるかも知れない。         以上