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− 夫婦別姓 −

そもそも姓とは何?
2001年1月13日
   姓は天皇制に深く結びついた代物である。このことを忘れたまま、「夫婦同姓だ」「いや別姓だ」と議論することは危険だ。
苗字を持つことを許されたというと、国民の権利が拡大したと理解する人が居るかもしれない。
 しかし実は、天皇への忠誠を誓うという義務を確認する結果となっているのだ。
   苗字を持つ→→天皇への忠誠→→国民皆兵→→他国への侵略
という一本道がそこには有った。

 夫婦別姓という主張の主旨は「個の確立」であると思う。その意義は大いに分かる。
しかし、夫婦別姓の主張には、「姓」というものの持つ本質的な危うさを忘れてはいまいかとの心配がある。
特に、最近の皇国史観の巻き返しを思うと「姓を前提とした」議論は肝心なことを忘れたものとなる危惧があり黙っておれない。

 「姓をなくす」というと、鈴木一朗はただ「一朗」にしなければならないと心配する人がいるかもしれないので念のために一言。今まで「姓は鈴木、名は一朗だったのを、「姓はナシ、名は鈴木一朗」 とすればそれでよい(勿論ただ 「一朗」 とするのも悪くない)。結婚で姓を変えるなどの概念そのものが無く、子供の名前は与作だろうがマリリンモンローだろうが自由自在である。

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