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− 日の丸 −

日の丸は掲げるべきだ!

1997年12月14日

 
「一人でもこの旗を呪咀するアジア人が存在し続けるかぎり、 私達はこの旗を使うべきではないのである」

こういう考えを言う人がいる。しかし、この考えを私は承服できない。

 先ず第一に、この論法で言えば、英国はユニオンジャックを使うべきではない。ユニオンジャックはその名の通リブリテン統合の象徴であり、統合された側から見れば呪咀すべきものであろう。米国の星条旗とて同一じだ。 「だから日の丸も堂々と掲げるべきだ」と言うのではないが、日の丸を使うべきではないという考えには「臭いものには蓋をする」に似た姿勢が感じられてならないのだ。
 第二に、呪咀されるとしたら、それは日の丸ではなくそれを掲げた日本人であるということである。それなのにその責任を日の丸に押し付けて、自らへの非難をかわそうとするのは、フェアではない。
日の丸をスケープゴートにするな!
 第三に、「呪咀されているから旗を使うべきではない」というのは、呪咀される側の安易で勝手な論理であり、卑怯でさえある。呪咀する側のことを考えれば、呪咀される側はけじめもつけないで旗だけ下ろしてはいけないと思う。日本人はしっかりと日の丸を掲げ、日の丸でなく自らを、呪咀されねばならぬ。それが日の丸に対して礼儀でもあると思う。
そしてアジアの人々に誠意を尽くし、その理解を得て、「この旗を呪咀するアジア人が一人もいなくなったとき、初めて私達はこの旗を下ろしても良い」

 私はそう思う。


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