Last Update 1999/08/12(1998/01/01)
井の頭伝説・弁財天
昔、子どものいない長者夫婦が、弁財天に願をかけたところ、玉のような女の子が生まれた。 この娘には首筋に三枚のうろこがあったが、美しく成長し、弁天様のようだと評判になった。
娘が16才の春、親子3人で弁財天にお参りに行くと、娘は自分が池の主であることと、育てて もらった御礼を言うや、池の中に飛び込みみるみる白蛇にかわっていった。宇賀神はその供養に 建てられた。
社殿の弁才天は、本来は河川を神格化したインドの女神であり音楽・弁才・福智 などを司る。わが国では、古来よりある水信仰と結びつき、また吉祥天と混同され 、福徳賦与(財宝を授ける)の神として、室町時代末期より七福神の一神として 信仰された。
参考文献;「てくてく・みたか」1987年 三鷹市教育委員会発行
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