窓からの日差しと暑さでなんとなく目が覚めた。もう9:00だぁ。でも朝メシのレストランは10:30までだったよなー、まだ寝られるじゃん、なんてボーっとしながら考えて、しばらくベッドでゴロゴロ。昨日のことを思い出したりしたけど、現実味はすっかり薄れていて、自分でも意外なほど引きずってはいなかった。10:00ちょっと前にモゾモゾ起き、着替えて朝メシへ。外に出ると今日もピーカン。もうめちゃ暑いぞ。日焼けしたところがちょっと痛い。やっぱここはタイだぜー。
こんな時間だってーのにレストランにはけっこう人がいた。みんななんかボケーっとしている。たぶんオイラみたいにみんな夜更かししたんだろーな。そーいえば昨日歩いて帰ってくるとき、2:00すぎなのにまだ飲んでるヤツらいたもんな。なんて思い出しつつ適当にパンやベーコン、サラダなぞを盛り合わせてゆっくり食べる。コーヒーもおかわり。今日はのんびり食べるんだもんね。
10:30頃部屋に戻り、シャワーを浴びてから荷物のパッキング開始。チェックアウトは12:00。あせる必要はねーな、と一服していたらちょっと「腹ぐわい」がおかしくなってきた。ありゃ?朝メシ食べ過ぎたかなーとトイレに行ったらみごとに下痢。ゲリだ。うわー、やられた。やっぱ昨日の屋台のあの串焼きみてーなやつだー。この後はゲリ腹と戦いつつパッキング。大変だったぜー。でも幸運にもゲリはたいしたことなく、なんとか腹もおさまったので11:50ころ部屋を出た。2日間お世話になりましたー。
フロントに行き電話代を払って無事チェックアウト。ベルボーイに荷物を預かってもらい、カメラを持ってブラブラすることにした。冷蔵庫に残っていたビールを持ってきていたので、まずはビーチに行って飲んじゃおっかなー。木陰に腰掛けて海を眺めながらプシッ!もう日差しも強く、ビールがうまい。時間は十分ある。のんびりいこうぜ。
ビールを飲みおわりちょっとイイ気分で街をブラブラ。途中で帽子が欲しくなり、てきとーなお店で物色。ポロの帽子を見ていたら早速店員がやってきたので、値段を聞いて「高けえ。まけろ」と交渉し、結局120バーツで購入。ホント物価は安い。その後は特にあてもなくブラブラする。昼間のメインストリートって見てないよなー、と行ってみたら、おお、オープンカウンタのバーが開いているじゃねーか。けっこう歩き回ってノドも乾いたし、とそのまんまバーに入ってビール。カンガルー・バーというとこだった。ビールは60バーツ。ちょっと高いね。で、ビールを飲みながら通りをボーっと眺めていると、いろんな人が通る。日本人も通る。でもなんで日本人ってすぐ分かるんだろ。不思議だよなー。なんかコギレイなんだよな。オイラもあーゆーふーに見えるんかな。
さて、まだ時間もあるし、どーしよーかなーと思っていたら急に思い付いた。あそこにインターネットカフェがあったよな。日本語OKとか看板あったし、行ってみようかと。早速行動開始。5分ほど歩いて到着し、料金システムを聞いて、日本語OKの端末を借りスタート。自分のHPアドレスはわかるけど、みんなのメールアドレス持ってきてないんだよなー。あー持ってくればよかった。仕方ないんでまず自分のHPに書き込み、次に自分のHPからリンク貼ってあるところへ行っていろいろ書くことにした。しかーし。キーボードが当然だが英語のみ。オイラいつもカナ入力だからこりゃー困った。結局ローマ字入力したんだけど、どーにも慣れねーもんで、いつもの倍以上時間がかかる。もっとあちこち書きたかったんだけど、どーにも時間がかかりすぎるんで、てきとーなところで切り上げることにした。28分で65バーツだった。
あと1.5時間くらいある。暑いし汗もかいたし、ホテルに戻ってプールに入りたいなー。チェックアウトしちゃったけどOKだよな、とホテルに戻りフロントで聞いてみるとOK。やったね。ベルボーイに荷物を出してもらい、海パンに着替えてプールへ。ちょうど昼をすぎた頃で日差しがめちゃ強い。そのままプールに飛び込んだら、もーキモチいーのなんの。さいこーだぜ。しばらくプカプカ浮きながら、プーケットの強烈な太陽を浴びていたら、なんかまた来ることができるかなー、この日差しにまた会えるかなー、なんてちょっとシミジミしてしまった。ま、そのうち暑さもイー感じにおさまったので、最後の贅沢、プールサイドでビールってのをやってみようかね、へへ。バーでビールを注文し、パラソルの下でビーチチェアー(と言うんか?)に横たわっていると、ボーイがうやうやしくビールを持ってきてくれた。うぉー、映画みたい。ブルジョアみたい。似合わねーぞ、オレ。でもビールはやっぱりうまかった。さらに昼メシを食べていなかったんで、いい気になってホットドッグを注文。しばらくしてホテルのレストランで作ったポテトフライ&サラダ付きの豪華なホットドッグ到着。合わせて160バーツ。すげぇ贅沢しちゃったー。なんか思いっ切り似つかわしくねーんだけどさ、思いっきり金持ちニッポン人しちゃったんだけどさ、やっちまったって感じ?マンキツさせてもらいました。
そろそろシャトルバスが来るころかな、とプールを引き上げフロントに向かってでれでれ歩いて行ったら、なんかベルボーイがオイラを手招きしてる。「ミスター、バスもう出るよー」って、えーもうそんな時間か?やっべえ。プールでのんびりしすぎたー。オイラ海パンだぜ、まずいぞ。バスの運転手に「すぐ着替えるから5分だけ待ってくれ」と言い、着替えを持ってフロント奥のトイレへ。ホントはシャワールームがあるんで、さっぱりしたかったんだけどさ、そんな場合じゃないよな。急いでトイレで着替えてベルボーイにチップを渡して荷物を受け取り、バスに乗り込む。14:50バス出発。バイバイ、パトンビーチ。いろいろあったけど、楽しかったよー。
シャトルバスはその後2軒ほどホテルをまわって客を乗せていく。その途中で昨日の彼女の家の前をたまたま通ってしまった。一瞬複雑な思いが駆け巡った。ま、良くも悪くも一番強烈な「思い出」になったからね。 その後バスは一路空港へ向かい、ほぼ予定通り15:50に空港に到着。意外とカウンタが空いていたので早速チェックイン。荷物も預け、身軽になったので外に出て一服していたら、超大型観光バスが続々とやって来た。白人ばっか。どーやら北欧の団体のツアー客らしく、あっという間にカウンタは大混雑。早めにやっといてよかったー。で、ロビーでMr.ビーンのTVとか見ててきとーに時間をつぶし、時間になったので飛行機に乗り込む。17:40発TG224。さっきの団体客も乗り込んできてかなりの混雑だったが、ほぼ時間通りに動き出した。
プーケットともこれでお別れかぁー。楽しかったよなー。実質2日間だけだったけど、十分すぎるほどいろんなことがあったよな。はじめは不安もあったしコワさもあったけど、やっぱ来てみないとわかんねーもんだよな。一人でビーチリゾートって寂しいんじゃねーかなんて思ってたけど、全然そんなことなかったし。もっといてもよかったよなー。つーか、もっといたかったなー! 一人で感傷にふけっていたら間もなく離陸。飛行機が旋回したら窓の外にパトンビーチが見えた。・・・・・・ホント、楽しかったよ。ありがとー。
ここから1時間30分のフライト。しばらくは夕焼けになっていく空を見ていたが、いつのまにか眠ってしまっていた。やがて耳がヘンになったので目が覚めた。もうバンコクへ降下を始めていたのだ。ふと外を見ると街明かりが見えてきた。ナニこれ。光が少ねぇ。暗いとこのほうが多いぞ。飛行場の周りだからなんもないんかなーって。なんか始めてみる光景だった。まるで海沿いの夜景みたいに思えた。ちょっとしたカルチャーショックだった。飛行機は19:10定刻に無事到着。さあ、ついにタイ本土に上陸だぞー。
あーあ、また長くなっちまった。
バンコク到着早々、初めての夜だってーのに、このままじゃ終わんねーんだよな。
続きをお楽しみに。