++ Microsoft Trackball Explorer トラックボールは救世主になれるだろうか? 腱鞘炎に効くか?++
2010.12.9 2010.11.7 2003.8.19初版

Microsoft Trackball Explorer パソコン労働者の最大の敵は電気ねずみ?

 実録「腱鞘炎と戦う・・・トラックボールは救世主になれるだろうか?」 ( D68-00010 )
 結論: 使いながらでも腱鞘炎が緩和され始めまして、手首の炎症は解消されました!


  コンピュータは今やあらゆる場面で社会活動になくてはならないものとなりました。
良し悪しは議論の分かれるところでしょうがいまさらコンピュータを捨て去って過去のやり方に戻ることは現実的でない・・・
そんな状況下で厄介なことにパソコンが人間に与える悪い影響としてさまざまなものがあります。
その中で肉体的に苦痛を与えるものとして腱鞘炎があります。これにかかっている人はかなり多いようで、ネット上でもずいぶん見られます。
一応病気ということで医療の対象にはなるのですが、予防と改善という見地で実録「腱鞘炎と戦う」をレポートします。
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実は私もかなり前から右手の手首の痛みと右肩のだるさを感じていてこれまでだましだましやってきました。
が、いよいよ「なんとかしなくっちゃ!」ということになり、ネット上で情報を集めて自分なりに吟味してみました。

治療法の一番手は「とにかく安静にすること」
最悪は手術とありました。
しかし、決定的な対策はなさそうです。
--> こちら


で、たとえ治るまで安静にしていたところで、また手を使い出したら症状が再発するだろうことは十分に予想されます。
また治るまでパソコンから完全に離れることも現実的ではない状況なので、
それならいっそうのこと「使いながら症状を緩和する」方法はないかとネット上をさがしたらいくつかの経験談がありました。

自分に合ってそうな方法はないかと考えて、結局、電気ねずみ(マウスと呼ばれています)をやめて、トラックボールなるものを使い始めました。
ネット上で探すとトラックボールのメーカもいっぱいありさまざまな形状、機能のものがありそれこそ選択に迷いました。
どの指でボールをまわし、どの指でクリックするのが体にあっているかは実際に触ってみないとわからないのが難点といえば難点です。
しかし、これがとても重要なポイントになります。

とにかく実物を見ようと近所の家電量販店に行って探しましたがなんと1つのメーカのたった2機種しか置いてありませんでした。
「一般的ではないんだなぁ!」とあきらめ気分になりました。
マウスの方はこれでもかというぐらいにぶら下がっているのに・・・・。

大須あたりのパソコンショップならいろいろ置いてあるかもしれません。
たった1機種しかなく、しかも店頭では触ることもできず・・・・
「ハズレ?かもしれない!」と不安に思いながらも、「エイ、ヤっ」で買いました。

Microsoft TrackBall Explorer1.0です。

・・・ Microsoft TrackBall Explorer1.0 ・・・
trackball

キーボード(NECキーボード CMQ-6D02D)と比べて同じくらいの丈があり、マウスよりひとまわり以上大きいです。
また値段もビッグで、マウスが3〜6匹は買えます。

トラックボールは生まれて初めての体験で、実用品として購入しました。
正直なところどのメーカのどの機種がいいのやらさっぱりわかりません。
これから人柱になって使い込んで評価をしていこうと思っていますが、10日間あまりの感じでは手首の痛みは和らいできました・・・
あんびりばぼ〜!

おそらく、手首を動かす必要が全くなくなり、その分の負担が減ったのだろうと考えています。
ただ電気ねずみとまるで違う操作でそれに慣れるまでは、いらんところに力が入っており、本当の使用感はまだまだわからないのかもしれません。

ネット上でもレポートがありました。
「ドラッグ」は感覚を掴むまでに時間がかかり、その点では電気ねずみにはかないません。
が、これも慣れの問題で、指の連携がスムースにできるようになるとそれほどではないかもしれません。
それでまったく問題がないかといえばウソになり、特に使いすぎによる親指の腱鞘炎には注意です。
その対処として両手でマウスとトラックボールを使う方法に落ち着きました。 --> こちら(ブログ)

グラフィックソフトとか、CAD、製図のように正確にポイントを特定する用途には優れています。
一長一短があるということでしょうか。

上図のようにトラックボールはいつもキーボードの横の定位置なので目をつぶっていても自然に手が移動し、
時々行方不明になるねずみちゃんを探す不便さはありません。
マウスを動かすような一定の広さの場所も不要です。しかも、いつもおとなしくしているので、思わぬメッリトを享受しています。

【 機種選択のポイント 】
玉を回すのにどの指を使うかで、外見も含め形状が大きく変わってくるようです。
親指か、またはそれ以外の人差し指、 中指か?
どちらを使うのが人間工学的にかなっているのかよくわかりませんが、
今回は人差し指、 中指(中指、薬指の方がしっくりくる)を使うタイプのTrackBall Explorerを選びました。
店頭にもうひとつの親指タイプの Microsoft TrackBall もありましたが、これも触れません。
仕方ないので、 イメージで玉を回し、親指を動かしてみるのですが、どうも親指で玉を回すと指がつりそうです。
そんな予感がしたもので、そいつはやめにしました。

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