車輪シミュレータ

車輪 抜き
押し 早く抜きすぎ

物理エンジンとして、Open Dynamics Engine(ODE) を利用して作った、車輪のシミュレータです。結構リアルに色々な動作を再現します。 できるだけ本物の動作に近づくようにパラメータを調整しました が、まだ、逆車(逆手車輪)や、宙返りのあふりは未調整です。

要望、質問等は、私のブログに お願いします。

ダウンロード

実行ファイルには、Windows用とLinux用とがあります。実行ファイルとは 別にテクスチャーファイルが必要です。テクスチャーファイルが正しい場所にないとき は、"Error: Can't open image file ..."という エラーが出ます

sharin-0_4-winbin.zip Windows用実行ファイル
textures.zip テクスチャー ファイル。Windows, Linux共通。解凍してできるtexturesディレクトリを 実行ファイルと同じディレクトリに置いて下さい
ソースファイル 実行ファイルを自分で作るときに利用して下さい

起動方法

Windows版は、実行ファイルをダブルクリックするだけです。
Linux版は、コマンドラインから実行する時に以下のオプションを指定できます:

-notex
テクスチャーなし
-noshadow
影なし
-framestep <n> (Linux専用)
画像キャプチャー時に、nコマ飛ばしにする

使い方

起動すると、スタートモードで始まります。 スタートモードで体の角度を指定したあと、 スペースキーを押すとシミュレーションモードに移ります。 また、スタートモードかシミュレーションモードで、"V"キーを押すと、 ビデオモードになり、動作の再生、保存、 読み込みが行えます。

start mode
simulation mode
video mode
スタートモード
シミュレーションモード
ビデオモード

スタートモード

現在の車輪シミュレータは、振り出しの動作ができない ので、スイングを始める前に、体全体の角度を指定してやる必要があります。 ここで指定する角度によって、正車や逆車(逆車はパラメータ調整中)をさせること ができます。 尚、順手の逆手の区別は現在のところありません。

キー操作

スペース
シミュレーション実行。 シミュレーションモードになる
V
ビデオモードに移行
a
後方に30度回す
q
後方に15度回す
s
前方に30度回す
w
前方に15度回す

シミュレーションモード

好きなタイミングで反ったりあふったりして、動作を見て下さい。 秒間約360コマでシミュレートします。 地面は水なので、着地はできませんが、首から行っても大丈夫です。 バーは、ゆっくり触れるときにはぶつかりますが、ある程度強くぶつかる場合はすり抜けます。

動作にバリエーションが付いている場合には、動作キーを押す前に、 そのバリエーションの数字(10キーは使えません)を押すことによって、 少し違った動きをするようになります。例えば、zキーを 押すと、白樺の姿勢で押しを行おうとしますが、 1zと押すと、腰を取って押すようになります。

又、動作を指定したあとに、"+"(プラス)キーや "-"(マイナス)キー を押すことによって、指定した動作や締めに使う力 を微調整することができます。押しが弱いと思った時には、 zキーを押してから、"+"キーを数回押して下さい。

スペースキーを押すとポーズが掛かり、もう一度押すと再開されます。 ポーズ中にも、次の動作の指定や力の微調整を行えます。 又、動作には、押しや抜きのように、全身の姿勢を決める物と、首曲げや、 膝曲げのように、体の一部だけを動かすだけのものとがあります。 例えば、ポーズして、あふりキーのあとに膝曲げキーを押してやれば、 膝を曲げたあふりを行うことができます。

キー操作(一般)

R
リセット。スタートモードに移行
V
ビデオモードに移行
スペース
ポーズ、ポーズ解除。(Ctrl-Pも同様)
+ (プラス、10キーのプラスは使えない)
動作に使う力、締めの力を増やす
- (マイナス、10キーのマイナスは使えない)
動作に使う力、締めの力を減らす
Ctrl-o
ポーズ中にコマ送り
Ctrl-w (Linux専用)
画像キャプチャー on/off。実行プログラムのあるディレクトリに、 frameというディレクトリを作っておくと、そこに、各コマごとに画像が キャプチャーされて保存されます。起動時に、-framestepオプ ションを指定すれば、指定したコマ飛ばしに保存されるようになります。

キー操作(動作)

z
押し(白樺)
(バリエーション 1) 腰を取った押し
(バリエーション 2) 胸の落ちた押し
q
抜き(意識的に反る)。バージョン0.2まではこっちがバリエーション1だった
(バリエーション 1) 首と膝以外は脱力。こっちが正しいの か良く分からない
(バリエーション 2) 肩に力が入りっぱなし
a
あふり
s
胸を当てる
x
肩を出す(パラメータ調整中)
t
蹴上り前半。足をバーに引きよせる
y
蹴上り後半。蹴って脇を締める
r
完全に脱力
o
離手
h
膝曲げ。他の姿勢は変えない
(バリエーション 1) 太股を前に出さない膝曲げ
(バリエーション 2) 膝を伸ばす
k
首を起こす。他の姿勢は変えない
(バリエーション 1) 首を入れる
(バリエーション 2) 首をまっすぐに
u
腕を下げる。宙返りのときの姿勢制御用。他の姿勢は変えない
(バリエーション 1) 腕を上げる

ビデオモード

このモードでは、シミュレーションモードで行った 動作の再生、及び、その動作をファイルに保存することができます。 また、保存したファイルを読み込み、これを再生させることができます。 ファイルの保存、読み込みのやり方は分かりにくいので、その内、 ちゃんとダイアログを出すようにしたいと思います。

キー操作

R
リセット。スタートモードに移行
スペース
直前のシミュレーションモードで行った動作、 または、ファイルから読み込んだ動作を最初から再生
S
ファイルに現在の動作を保存。"Save File Name: " と聞いてくるので、そこにファイル名を記入して下さい
L
ファイルに保存した動作を読み込む。"Load File Name: " と聞いてくるので、そこにファイル名を記入して下さい

その他

全モード共通の操作です

Ctrl-x
終了
Ctrl-t
テキスチャー表示 on/off
Ctrl-s
影表示 on/off
Ctrl-v (Linux専用)
現在の視点の座標を表示
マウス(左、右、同時押し)ドラッグ
視点の切替え

サボっている点

近いうちにやりたい事

コンパイルのやり方

ソースファイルからコンパイルする場合には、ODE と、OpenGLが必要です。

Makefile先頭の、ODE_DIRの部分を、ODEをビルドしたディレクトリ に書き換えて、makeして下さい。捻りシミュレータも同時に 作られます。

更新履歴

Ver 0.4 (2005.12.25)
- 動作の再生、保存、読み込みをできるようにした
- スタートモードの角度の微調整をできるようにした
- プログラムを少し整理した
- ソースファイル名を"gym_sym"でなく、"gym_sim"にした
Ver 0.3 (2005.8.12)
- 衝突判定を追加
- 実際の演技と見比べながら、パラメータを見直した(まだ途中)。蹴上り倒立は できなくなった
- 画像キャプチャー部分の修正(ポーズ中にはキャプチャーしないようにした)
Ver 0.2 (2005.7.21)
- 動作に使う力を微調整できるようにした
- 蹴上りできるようにした
Ver 0.1 (2005.7.7)
- スタートモードからスペースキーを押すと、すぐに人間がいなくなることがある バグを修正
- パラメータを多少修正
Ver 0.0 (2005.6.20)
- 公開

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