++ WindowsXPでUnknown Hard Error STOP:C0000135 Dynabookの修理 その2++

WindowsXPでUnknown Hard Error STOP:C0000135 Dynabookの修理 その2

パソコンを修理に出して部品が交換された時、その部品は新品じゃないの? 2003.6.14

パソコンを修理に出すときに気を付けなければならない2番目の点です
これは非常に重要な注意点です

はからずも今回の東芝Dyanbookの修理依頼で実体験をしてしまいました。
その途中の経過記録です。

2003.6.13夜遅く量販店より修理完了のTelがはいり翌日6.14一番で引取りにいき、早速電源を入れてみました。
今回の修理では事前にTelで「メインボードを交換し、リカバリをした」との連絡を受けていたので心の準備は出来ていました。
リカバリがされていたので起動が始まると新品を購入したときと同じくセットアップ画面が出てきて設定を順番に行ないました。
ここまではなんら問題はありませんでした。

設定が終わりネットワークの設定を済ませてWindowsの更新にとりかかりました。
WindowsXPは大量の更新がAvailableになっているので早速最新のWindowsXPにしようと更新を検索したらなぜか、「該当するものは1つもありません」の表示がMicrosoftから返されました。

「なにか変、おかしいな?」、「でも東芝は気を利かせてWindowsXPの最新をインストしてくれたんだなぁ」とそのときは気にも留めずデータをもとに戻す作業を続行していきました。
途中でバックアップしていたメールのメッセージをもどしていたときに日付が変?と思ったとき、そばで見ていた息子が「時間が午前0時だよ!」「なにっ!」と瞬間的にやられたと思いました。

すぐに作業を中止して時刻を確認すると2000年1月4日午前0時15分を示していました。
いまは2003年6月14日午後15時すぎ。

ようするに時刻がデフォルト値(いわゆる初期値)に戻っていたということで、これは何を意味するかといえば交換されたメインボードが新品ではなく修理上がり品か中古品である確率がほぼ100%であることをさします。

コンピュータのメインボード(ノート型パソコンの一番大きな基板で、メーカによっては名称はことなるが機能は同じ)、またはマザーボード(デスクトップパソコンではそう呼ばれることが多い、これもメーカによって呼び名がことなる)にはそれぞれ年月日と時刻を刻む時計が入っていてその基板上の小さなリチウム電池で工場で製造されて以来ずっと時を刻み続けています。

もちろん基板単体で時計は動いており、たとえコンピュータに取り付けらいなくて倉庫で眠っているときもちゃんと時を刻んで動いています。
なぜ電池が入りっぱなしかといえばその消費電力はわずかでしかも後で使うときに基板の良否のチェックにもなるからです。
そのリチウム電池は普通5年以上は持つものでその間しっかり時を刻んでいきます。

だから新品のボードであったとしたら、たとえ時間がずれていたとしてもせいぜい数分の誤差であり現実にはもっと少ない誤差です。だからそれ以上ずれていたら何か問題がある不良品であるかも知れないと判断するのが普通です。 それが3年ものずれがあったとしたら、完全に不良品か、明らかにメインボードに過去何か修理したとかチェックをしたとかのいわくつきのものであることが推察されます。

東芝はその最終動作チェックもせず、たんにリカバリだけをやり修理完了にして出荷してしまった重大なミスをやってしまったわけです。
これがことの始まりです。

コンピュータにとって年月日、時刻は非常に重要な要素で、パソコンの現在の年月日、時刻に基づいてWindowsの更新、またあらゆるファイルの新旧を判別して正常に機能するように設計されており、その根幹の時刻がでたらめであればそれはもはやコンピュータとはいえず、以後さまざまな問題が起きてきてパソコンが信用できず正常に使える状態ではなくなります。

最初のセットアップがマイクロソフトが想定していない2000年で設定されたら前述したようにそれ以後更新すら出来なくなってしまう致命的なエラーになり、また今日もらったメールが3年も前にもらったことになり整合性が全く失われ、データの信憑性は完全に失われます。

「こんなもっとも根幹にかかわることもチェックせず出荷するなんて」、といっぺんに不信感が最高潮に達しました。
「いったいなにをやってんだ!東芝は!」

後で、量販店経由で東芝から電話もらうように頼んで、責任者が電話をしてきたが、「たんに時刻がずれていただけでしょう」というようなことの重大さがわかっていない様子の口調で話され、「こんな程度か!東芝は」と心で思ったものです。

東芝から戻ってきたとき、さりげなく1枚のちいさな紙切れがキーボードの上に添えられていました。
14cmX7cmの小さなものでこんなことがかいてあります。

思わず、「なにをチェックしているのか!どこが良好なのか!」とぶつぶつと独り言をいっていました。
まだまだ続きます。


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