父と子のサッカー教室(その2:キックオフ)

 さて、試合はどうやって始めるんだったかな?

 キックオフ」だね!

 そう、フィールドの真中にも線が引いてあるけど、その線を「ハーフウェーライン」と言うんだ。ハーフウェーラインの真中に×印とか書いてあるけど、それを「センターマーク」、センターマークを中心に書いてある円を「センターサークル」と呼ぶよ。

 キックオフはセンターマークの上から始めるんだよね。

 そうだね。試合を始める時は「コイントスに勝ったチームが前半に攻めるゴールを決めて、負けた方がキックオフをする」んだ。

 後半は攻めるゴールを逆にするんだね。

 キックオフをするチームも逆になるよ。さて、キックオフの時は必ず選手が二人出てくるね。どうしてか判るかな?

 キックオフで蹴った選手は続けてボールに触ってはいけない」からだよね。味方が近くにいないと、敵が触ってくれるまで黙って見てなきゃいけないもの。

 その通り。その他のキックオフのルールには、「キックオフが行われるまで、両チームの選手はそれぞれハーフウェーラインから味方のゴール側半分にいなければならない」とか、「相手チームの選手はセンターサークルの外にいなければならない」とかがあるよ。それから、「キックオフは必ず前に蹴らなければならない」よ。

 後に蹴っちゃったら?

 反則にはならないけど、キックオフのやり直しになるから何時までも試合が始まらないね。

 キックオフで思いっきり蹴って相手のゴールに入っちゃったら?

 得点になるよ。ところで、サッカーの試合時間は何時から計り始めるか判るかな?

 主審がキックオフの合図の笛を吹いた時かな?

 ちょっと違うね。「主審が合図の笛を吹くまでキックオフをしてはいけない」けど、主審が時間を計り始めるのは「キックオフでボールが前に動いた時」からなんだ。

 だから後に蹴ると何時までも試合が始まらないんだね。

 試合の開始以外にキックオフをするのはどんな時かな?

 得点が入った時に、入れられた側のチームがキックオフをするんだよね。


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