父と子のサッカー教室(水分の補給について)
随分暖かくなってきたけど、竜生達は汗をかいているのに休憩の時に水分を取らないことがあるね。
だって、ノドが乾かないんだもん。
水分はノドが乾く前に取るんだよ。それが試合でも活躍できる秘訣さ。
えっ、何で?
体の水分が汗で出て行くよね。そのまま運動を続けると、体が『これ以上水分が減ると危ない』と感じて体を動かさないようにブレーキをかけるんだ。そうすると段々速く走ることが出来なくなってくるし強いキックも出せなくなっていくよ。
へぇー、そうなんだ。
それに、ノドが乾いてから水分を取るとガブガブ飲んじゃうだろう。そうすると動きづらくなっちゃうよね。
そうだね。
だから、水分はノドが乾く前に少しずつ取るんだ。そうすれば、ベストコンディションで試合に参加できるよ。
Jリーグでもピッチの周りにボトルが沢山置いてあって、選手が時々飲んでるね。
そうだね。プロは常に自分をベストコンディションに置こうとするんだ。だから竜生達もコーチから「水分取りなさい」と言われなくても、自分から水分をきちんと取る習慣を付けようね。
うん、判った。
昔はスポーツの練習中は水分を取ってはいけないと言われた時代もあったんだよ。ノドの乾きに必死に耐えるのも修行だみたいな考え方だけど、全然正しくないよ。