SYSTEMA by MITO YUKO
WHO’S YUKO?
三 戸 祐 子(みと ゆうこ)
「人とシステムのかかわり」をテーマとするライター。
その歴史は
◇ 1956年 東京生れ。
◇ 1979年 慶応義塾大学経済学部卒。数理経済学を学ぶ。
( 「経済」のようなとらえどころのないものを人間の叡智は
どうとらえているのか? と疑問に思ったのが、経済学を
学ぶきっかけ。)
◇ 1980年、 時間の問題を軸に政府と市場の関係を論じた
「大きい政府か小さい政府か」で
日本経済新聞社『選択の自由』出版記念論文優秀賞 受賞。
◇ 1983年より 経済ライターとして、経済誌を中心に
企業レポート、評論などを書きはじめる。
( 出発点はブックレビュー(書評欄)。
行間をとことん読み、本の裏の裏まで読む。
限られた情報処理の基本を身に付けた時期でもあった。
ニューラルネットワーク、ファジイ制御、高温超伝導など、
当時注目されたサイエンス系のレポートも。
この頃、特に得意だったのはインタビューと思う。)
「『型』の文化とビジネス社会」(日本能率協会)、
「新宿の研究」(実業の日本)、 "Thinking around Corners"
( 禅と創造性についてのコラム: PHP INTERSECT ) などがある。
◇ 交通新聞社『JRガゼット』誌で
1988年からレポートを書きはじめたことにより、鉄道と出会う。
(それ以前は、鉄道には全く関心がなかった。)
同誌では「『活性化』と『多角化』」「環境対策の新局面」
「ディスクロージャーではじまる人と企業の新たな関係」
「変わる構内営業」など。
◇ 2001年、
『定刻発車 〜日本社会に刷り込まれた鉄道のリズム〜』(交通新聞社)を出版。
( 一見、鉄道本、もっと読むとシステム論、さらに読み込むと日本文化論・・、
というべきか、「経済を見る眼」を以って 身近な工学系社会システムを
解釈してみた本でもあった。)
同時に、個人ホームページ「SYSTEMA by MITO YUKO」を開設。
◇ 2002年 『定刻発車』で
第3回「フジタ未来経営賞」(書籍の部)を受賞。
鉄道の定時運転を通した日本文化論として評価された。
同じく『定刻発車』で
第27回「交通図書賞」(技術の部)を受賞。
鉄道システムの仕組みをとらえた 技術論としても評価された。
◇ 2004-2005年 連載「巨大で見えないシステムの話」(実務教育出版)
( 巨大システムに囲まれた現代を、様々な角度からとらえてみた。
残念ながらまだ本にはなっていない。)
◇ 2005年『定刻発車』新潮文庫 となって発刊。
副題は 〜日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?〜 に変更。
( 文庫版が書店に並んだ翌日に、JR福知山線脱線事故が起きる。
そのためしばらくの間、この本は「事故の本」として読まれる。
また、これをきっかけに、幸か不幸か かなりの ゛鉄ちゃん゛
とも思われるようになる。)
◇ 2006年- 関心はもっぱら「人と巨大システムとのかかわり」。
工学系、サイエンス系、 アート系にも 大幅シフト。
キーとして注目している概念は「人間の認識能力の限界」。
(むしろ研究に近いと言うべきか。) 講演活動 も続ける。
この頃から物流関係の委員もはじめる。
( * 書くことと 同じように見えても、大いに違うのが講演だろう。
相手が目の前にいる講演には「場のエネルギー」がある。
完全な双方向コミュニケーションであるところが魅力と思う。)
◇ 趣味は自転車、歌舞伎・能楽など古典芸能鑑賞。
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