食品 | タンパク質[g/100g] | カロリー[kcal] |
---|---|---|
牛肉(もも,脂身無し) | 22 | 143 |
鶏(胸肉,皮なし) | 23 | 120 |
プロテイン(タニヨウ,ミックスプロテイン) | 93 | 358 |
1. | ベンチプレス | 60kg×8,80kg×5,100kg×8,100kg×8 |
2. | ナローベンチ | 90kg×8 |
3. | ディップス | 自重×10〜20 |
4. | バーベルカール | 20kg×8,30kg×8,30kg×8 |
5. | プレスダウン | 2セット |
1. | スクワット | 60kg×8,100kg×5,120kg×8,140kg×8,140kg×8 |
2. | ハイバースクワット | 120kg×8,120kg×8 |
3. | ラットマシンプルダウン | 2セット |
4. | プーリーロー | 2セット |
5. | クランチ | 3セット |
6. | カーフレイズ | 3セット |
1. | ベンチプレス | 60kg×8,75kg×5,90kg×8,90kg×8 |
2. | ナローベンチ | 85kg×8 |
3. | ディップス | 自重×10〜20 |
4. | バーベルカール | 20kg×8,30kg×8,30kg×8 |
5. | プレスダウン | 2セット |
1. | スクワット | 60kg×8,100kg×5,120kg×8,120kg×8 |
2. | ハイバースクワット | 100kg×8,100kg×8 |
3. | デッドリフト | 60kg×8,100kg×8,140kg×5,160kg×8,160kg×8 |
今考えると超回復やGASの原則を全く無視した練習方法でした。しかし,同期には強くなる者もいましたし、雑誌には48時間で筋肉は回復するとしか書いてませんでしたから,正しいと信じてがむしゃらにトレーニングしてました。
東北学生新人戦で6位に入賞したものの、それ以降はなかなか筋肉が付かなかったです。ボディビルダーとしての戦績は,東日本学生大会の19位が最高で,全日本大会では予選落ちでした。
この頃は,プラトーを破るためにより強度の高いルーチン(マルチコンパウンド法,レストポース法,スーパーセット,POF法;いずれも雑誌の記事を参考にしてました)を実施していましたが,効果は一時的でしかありませんでした。また、肩や膝に常に故障をかかえる状態でした。
社会人となりましたが、それでも疲れた体にムチ打ってできるだけトレーニングを続けていました。
この頃も,結局学生時代と同様のトレーニング方法でした。ふらふらで,仕事中に睡魔がおそうこともあり、疲労困憊の状態でした。記録は低迷し,学生時代より落ちてくる始末で、自分にはボディビルの才能がないんだ、と半ば信じ切っていました。
この頃,ジム通いを止めて会社のサークルに入部し、会社のトレーニング室で練習をするようになりました。その関係で,再びパワーリフティングの大会に出るようになったのですが、記録は学生時代を80kg程度下まわるさんざんなものでした。
しかし、このことが逆に,これまでの練習を根本から見直す踏ん切りとなりました。この年はいろんなシステムにチャレンジしました。
例えば,ベンチプレスの場合,週5日3セットずつベンチプレスを行うものです。超回復の原理を無視してますが,これが大変効果がありました。3週間でベンチプレスが5kg伸び,上体の筋量増加が著しかったです。しかし、3週間を過ぎると疲れから逆に記録が落ちるようになりました。
このとき学んだ基本は,10レップス×3セットを基本とし、それができたら2.5kg使用重量をアップして,また10レップス×3セットできるまで頑張るというものです。それまで、全セットでフォーストレップまで使って限界まで追い込んでいましたから,3セット目で限界を迎えるという考え方は大変新鮮な体験でした。
エブリデイトレーニングで疲労した体を休めるため,トレーニング頻度を週1回とし、使用重量も大幅に減らして、毎週少しずつ重量を増やすようにしました。10レップス×3セットは続けていました。また、肩や膝に故障をかかえていたので、負担を減らすためにスクワット、ベンチプレスのフォームをパワーリフティングのフォームに変えました(このころはデッドリフトはやっていませんでした)(注記1)。この練習によってエブリデイトレーニングで伸ばした記録を更に伸ばすことができたのです。不思議でした。こんな楽なトレーニングでなぜ記録が伸ばせたのか?と。週1回、しかも限界まで追い込まなかったのに記録が伸びたのです。これまでトレーニングの常識と信じていたものが、がらがらと崩れてゆきました。
しかし、上記のトレーニングも一度重量が限界に達してしまうと毎回限界への挑戦となります。ここで、また記録が伸びなくなりました。このとき出会ったのが、パワーワールドニュース等で紹介されていた『サイクルトレーニング』というものです。このトレーニング方法を知ることにより、やっとコンスタントに記録を伸ばせるようになりました。記録が伸び始めたことからパワーリフティングがとても面白くなり、このころから真剣に取り組み始めました。
以上、約12年をかけて私が学んだ記録を伸ばす、すなわち筋肉を増やすためのトレーニング方法をまとめると以下のようになります。
現在,私が実施しているトレーニングは下記の通りです。
練習量が少なくて驚かれる方も多いかと思いますが,筋肉を付けるためのトレーニングは練習量は少なくし、超回復を十分に引き出すことが重要なのです(注記2)。やればやるほど良い,とはいかないところがバルクアップの難しさではあります。しかし、だからこそ時間のないサラリーマンでも記録を伸ばすことができるというのが,ウェイトトレーニングの魅力ではないでしょうか。
(1) ボディビルの場合(ハイバースクワット) | |
【フォーム】 バーベルを担ぐ位置は肩の上部 背中は前傾させない お尻の位置はバーベルの下に来る 膝を前方に出す スタンスは肩幅程度 【特徴】 膝を前に出すことによって大腿四頭筋の可動範囲を広く取り、大体四頭筋を集中して鍛えるフォームである。膝への負担が大きいため、高重量を扱うことは勧められない。 |
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(2) パワーリフティングの場合 | |
【フォーム】 バーベルを担ぐ位置は肩の下部 背中の力を使えるようにやや前傾させる しりは後方に突き出すように引く 膝は足先より前方に出さない(膝を左右に十分割ること) スタンスは肩幅より広くする 【特徴】 大体四頭筋の可動範囲を狭くするとともに、背中、大臀筋、大腿二頭筋もできるだけ使用して高重量を扱うフォームである。個々の筋肉は可動範囲が狭く、膝などの関節にたいする負担が小さいため、安心して高重量を扱うことができる。 |
(1) ボディビルの場合(フラットベンチプレス) | |
【フォーム】 ベンチ台に自然に横になった状態である 足、腰には力を入れない 腕と体の角度は90度くらいになるよう脇を開く 【特徴】 大胸筋の可動範囲を大きくし、できるだけアイソレートして鍛えるフォームである。可動範囲が大きいことから肩を故障しやすく、高重量を扱うことは勧められない。 |
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(2) パワーリフティングの場合 | |
【フォーム】 肩甲骨をしっかりと寄せて胸を張り、肩をしっかり固定する ブリッジを組み、大胸筋の可動範囲を小さくする 脇を少し閉めて、背中の筋肉も使えるようにする 足先は膝より出ないようにし、脚でしっかりと上体を支える(お尻は浮かして、ベンチ台に軽く触れる程度にする感じ) 【特徴】 大胸筋の可動範囲を狭くするとともに、背中、脚の力もできるだけ使用して高重量を扱うフォームである。個々の筋肉は可動範囲が狭く、肩にたいする負担が小さいため、安心して高重量を扱うことができる。 |
(1) ボディビルの場合(コンベンショナルデッドリフト) | |
【フォーム】 足幅は肩幅程度 手幅は肩幅より広くとる 【特徴】 腰高であり、脚への負担は少なく、背中・腰に集中して効かせるフォームである。脚が弱く背中・腰の強い人であれば、高重量を扱うことができる。 |
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(2) パワーリフティングの場合(スモウデッドリフト) | |
【フォーム】 足幅は肩幅より広く取る 手幅は肩幅程度とする 【特徴】 腰を低く下ろし、脚の力を使うフォームである。背中を立てることができるため、背中・腰に対する負担は比較的少なく、全身の力を万遍なく使えるフォームである。脚の強い人であれば高重量を扱うことができる。 |