大久保っち(おおくぼっち)のちっちゃな研究室                                      
            もうひとつの趣味の世界へようこそ!
                         音楽工房(自作曲の紹介) 
             
            
 
            
              
                
                  | 今まで私が作曲したフォークソング調の曲の歌詞を紹介するコーナーです。 | 
                 
              
             
             
            
             
            「さよならは私たちにはない」という意味は本当だろうか? 
      二人住む場所が違えば、なかなかその心理的距離を埋めるのは難しい。 
      確かに「さよなら」という言葉は僕も使いたくはない。 
      「じゃあ,また」という文句をいつも使った。 
      でもさよならはさよならだ。 
      この曲は昔夢の中で見たことをベースに作詞し、曲をつけました。
  
             
            
             ふるさとの駅のホームに降りて, 
      改札口へ向かう僕の前に君がいた。 
       「久しぶりだね」「どうしているんだい」  
       ありふれた話が終わった後で, 
      君は小さな声で「ごめんなさい」と囁いた。  
      君の前には素敵な彼(ひと)がいた。   
      手を降り,さよならを言う君を僕は止められない。  
       もう僕の自惚れはここでおしまい。  
       だから自惚れをホームに残して, 
      一人駅の改札口を抜ける。 
  
       ほんの偶然の一時が僕の生き方を変える。  
       君との間にあった思い出の一つが消えてゆく。 
      「さよならは僕達にありえはしない」なんて, 
      ちょっと背伸びした約束だって, 
      時の弾みで崩れてしまう事も知らなかった。 
       君の移りゆく心,   
      考えればあれから二年がたって 
      会えなくなったのだから,  
       君に恋人ができる事は, 
      当然の事だと溜め息こらえて,  
       住み慣れた都会の朝に帰る。
  
             
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