大久保っちのちっちゃな研究室〜 ハーバーフェルトトライベン (Haberfeldtreiben)の世界 〜燕麦畑の狩人たち〜
 



大久保っち(おおくぼっち)のちっちゃな研究室

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音楽工房(自作曲の紹介)


今まで私が作曲したフォークソング調の曲の歌詞を紹介するコーナーです。

ふるさとのホームで(作詞・作曲:おおくぼっち)


「さよならは私たちにはない」という意味は本当だろうか?
二人住む場所が違えば、なかなかその心理的距離を埋めるのは難しい。
確かに「さよなら」という言葉は僕も使いたくはない。
「じゃあ,また」という文句をいつも使った。
でもさよならはさよならだ。
この曲は昔夢の中で見たことをベースに作詞し、曲をつけました。

ふるさとのホームで(作詞・作曲:おおくぼっち)


ふるさとの駅のホームに降りて,
改札口へ向かう僕の前に君がいた。
 「久しぶりだね」「どうしているんだい」
 ありふれた話が終わった後で,
君は小さな声で「ごめんなさい」と囁いた。
君の前には素敵な彼(ひと)がいた。  
手を降り,さよならを言う君を僕は止められない。
 もう僕の自惚れはここでおしまい。
 だから自惚れをホームに残して,
一人駅の改札口を抜ける。

 ほんの偶然の一時が僕の生き方を変える。
 君との間にあった思い出の一つが消えてゆく。
「さよならは僕達にありえはしない」なんて,
ちょっと背伸びした約束だって,
時の弾みで崩れてしまう事も知らなかった。
 君の移りゆく心,  
考えればあれから二年がたって
会えなくなったのだから,
 君に恋人ができる事は,
当然の事だと溜め息こらえて,
 住み慣れた都会の朝に帰る。

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