SYSTEMA by MITO YUKO
お知らせコラム <2007 - >
2007.9 更新
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< サイエンス・カフェ、仮面、茶席 > (2007.9)
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◇『遺伝子・脳・言語』のタイトルに、〜サイエンス・カフェの愉しみ〜
という副題がついた 中公新書、もうお読みになったでしょうか。
「科学を文化に!」という呼びかけのもと、数人の科学者、数学者、それに
どこからともなく集まった市民が、東京都内の小さなカフェで、ワイン片手に
ざっくばらんな対話をした。
飛び出す話題は、コンピュータやロボット、ウェブやゲーム、
確率や素数、遺伝子や 脳 、はたまた 生命の起源や 宇宙の仕組み
といったところまで、実に様々。
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< きっかけとしてのCO2削減 > (2007.9)
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◇ 昨年度から、とても長い名前の
いわゆる「社会貢献活動」をしています。
息を深く吸ってから、ご覧ください。
グリーン物流 パートナーシップ会議 事業調整・評価ワーキンググループ 委員
です。 (やはり長いですね。)
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< JR福知山線脱線事故 最終報告書 > (2007.7)
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◇ JR福知山線脱線事故の事故調査委員会の最終報告書が
遂に出ました。2年以上を費やした報告。ページ数も
本文だけで263ページと、かなりのものになりました。
当日の車掌、指令員の対応など、ただ事実を述べている
ようにも見えますが、わたしなどには かなり生々しく
感じられるところがあります。
◇ 当日は一体、何があったのか? いろいろなことがあった
というのが、やはり正しいようです。
「もしも、あのとき、OOであったなら・・・」という、
タラレバ が、報告書のあちこちから読み取れます。
巨大システムに起きた大事故で、
原因が、たった一つということはありません。
どんな場合にも、いくつかのトラブルや問題行動、
組織上の判断ミスが重なっています。
もしも、あのとき、その一つでも、きちんとしていれば、
ヒヤーッとしたけれども、薄皮一枚残して、大事故は防げた。
ダイヤが大幅に乱れて、マスコミがさんざん叩く
ぐらいのことで済んだ。
ハード面の安全装置から、列車ダイヤ、マニュアルや規則、
さらには 安全予算の配分、職場環境や企業風土、乗客との関係、
そして 経営トップの判断に至るまで、
すべてが、揃いも揃って、いま一つ足りなかった。
◇ だからこそ、巨大なシステムでは、
互いのミスやトラブルを補い合うような設計が
どうしても必要なのですが、
現代の社会では、それらすべてを冷静に見通せる人材が
なかなか育たない。
経営トップにしても 見えないというのが
実情ではないでしょうか。
◇ そこを何とか、人間の目や心に
映るものにしなければならないーーー。
といっても、小さな人間の脳に、
鉄道や電力、物流や通信、金融システムのような
大きな 大きな システムを、
映し込んでゆこうとするのですから、
それはそれは 大変なことです。
しかし、そうするための努力や工夫が、
いまほど求められるときはない。
日本中、というよりは世界中の叡知を結集
しなければならない時期と思うのです。
* 航空・鉄道事故調査委員会
最終報告書はこちらで http://www.mlit.go.jp/araic/
みと
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